第32回 府立鳳高等学校(大阪)2018年02月15日

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[1]「今年こそはやらなあかん」に込めた想いは
[2]選手に聞く今後の課題
[3]監督が語るビジョンとメッセージ


タイヤ引きの様子(鳳)

「今年こそはやらなあかん」に込めた想いは

■寸前で叶わなかった打倒私学の夢

 大阪府堺市に校舎を構える、府立鳳高校。群雄割拠たる大阪府で、私学に対抗すべく修練を続ける野球部は、現在2年生27名、1年生16名の合計43名で活動中。「打倒私学」をチームの目標に掲げる彼らは、冬をどのように過ごしているのだろうか。

 は今夏の大阪大会1回戦で、大阪の名門私立・上宮太子を相手に、勝利目前のところで逆転サヨナラを喫してしまった。序盤に5点を奪い、文字通りあと一歩まで辿り着いていたのだ。「今までは打倒私立を目指していましたが、あと一歩で敗戦してしまうことがよくありました」現チームの副主将を務める金田 大輝はこう語る。
『今年こそはやらなあかん』…。現チームのスローガンは、今度こそ勝ち切る、という思いが込められているのだ。

■再び立ちはだかった「あと一歩」の壁
 多くの私立校が集結する大阪は、全国トップの激戦区といって差し支えないだろう。その中で公立校として上に這い上がるため、彼らは「勝ち切る」ことを心に、歩みを進めた。そのようにスタートしたチームで中心となったのは、主将の杉本 琢朗。3番打者として打線の中心を担う一方、キャプテンとして精神的支柱としても貢献し、チームメイトも信頼を寄せている。投手は村田 開。1年生ながら、力のあるストレートと大きく曲がるスライダーのコンビネーションで、私立にも通用する実力を示した。
 また、副主将の金田 大輝は走攻守にハイレベル。同じく副主将の荒木 史也は俊足強肩、そしてスイングスピードと軌道の美しさに定評がある杉山 春太など、個性的な選手が他にも揃っている。

 秋季大会では、順調に勝利を収め、迎えた4回戦は、関西創価との一戦。これに勝てば、舞洲(大阪シティ信用金庫スタジアム)での試合に進むことができるため、「舞洲に行くぞ」とナインは団結。直前期の練習、ボルテージは高まっていた。
 迎えた試合でも勢いそのままに、2回で4点を先制。私学相手に幸先の良いスタートを切ったように見えたが、徐々に守備のほころびが出るなど、流れを明け渡しついには逆転を喫する。スローガンに込めた「勝ち切る」という思いは届かず、またしてもチームの課題として立ちはだかったのだった。



タイヤ押しの様子(鳳)

■オフシーズンに賭ける想いは
 「課題が明白となった秋だった」と金田副主将。今度こそは必ず、最後一つのアウトを掴むため、はオフシーズンに強い気持ちで臨んでいる。チームはまだ始まったばかりだ。「個々が身体能力、技術面、精神面においてレベルアップすることを目標としています」と選手たちは意気込んでいる。

 「春に自分がイメージする理想の姿に少しでも近づけるように頑張っていきたい」と語るナイン。「自分の希望する打順・ポジションを勝ち取れるように」と競争を辞さない覚悟を見せる者もいる。春、そして夏には『今年こそはやらなあかん』の通り、強豪私立を押しやる、逞しい姿を披露してほしい。

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