梅雨の体調不良の原因・対策を解説!
前回は、「足つり防止」について説明をしました。今回は、梅雨の体調不良対策について!梅雨の時期は身体が重かったり、やる気が出なかったり、
今回は、梅雨の体調不良の原因・対策を解説していきます。
梅雨の時期の体調不良の原因!
季節の変わり目でもある梅雨は、晴天と雨天が交互に訪れ、気温差だけでなく気圧の変化も激しくなります。人間の体は内部環境を一定に保とうとする機能が備わっているため、外部環境の変化が大きいと身体が頑張り過ぎてしまい体調を崩しやすくなります。
その重要な役割を担っているのが「自律神経」であり、自律神経を整えるのが体調不良を防ぐ鍵となります。
体調維持に大切な「自律神経」って何?
まずは自律神経について説明しましょう。
手をあげたり、走ったり、自分の意志で体を動かすための神経は「体性神経」意思とは関係なく、刺激や情報に反応して体の機能をコントロールする神経が「自律神経」です。
人間の体には神経が張りめぐらされていますが、たとえば、血液を流す、胃で食べ物を消化するなどは自律神経のはたらきによるものです。
「自律神経」は、正反対のはたらきをする「交感神経」と「副交感神経」の二つからなり、人間の体はこの二つがバランスよくはたらくことで、健康状態を保っています。
ちなみに「交感神経」が働くのは主に昼間。仕事や家事、勉強や運動など、活動しているときです。一方の「副交感神経」がはたらくのは、おもに就寝時や食事中やゆったりとした時間を過ごしているとき。リラックスしているときにはたらきます。
自律神経を健やかに保つ生活を心がけよう
自律神経を整える生活を心がけることが、梅雨を元気に過ごすための近道。そのためには質のよい食事(食材を選ぶこと)がとても大切になってきます。
副交感神経を刺激する
食事の際はリラックスをしてよく噛んで食べること。咀嚼がとても大切です。咀嚼をすることで唾液の分泌を促してくれます。唾液の量が増えることで胃腸の働きを活発にし、分解を促してくれます。
また、朝・昼・夕の3食を規則正しく摂ることでリズムができ副交感神経を刺激することも大切です。
食物繊維が多い食べ物を摂る
食物繊維が多い食べ物は腸の中をゆっくり進み、副交感神経を優位に保ちます。食物繊維の多い食品ですぐに頭に浮かぶのは野菜だと思いますが、手軽に摂取できて効率良き摂取できるのは雑穀です。雑穀は野菜よりも食物繊維が多く、米を日常食にしている日本人にはうってつけの食材と言えます。また、代謝を活性化してくれるビタミン、ミネラルも豊富です。
良い雑穀は、水の中に入れて沈むものがオススメで十穀以内が良いです。
自律神経が乱れると、腸内の悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなり、免疫力を低下させます。雑穀は腸内環境を整える効果に期待が持て、免疫力を高め、体内の酸化も防いでくれます。
夏前の大切な時期だからこそ、快適に過ごすために自律神経を整えることが大切です。しっかりと食材を選び取り入れていきましょう。
オススメの雑穀は下記になります。
文=久保 翔平 (カラダツクル株式会社代表取締役)