基本的な体の作りを知ろう!
基本的な体の作りを知ろう!
人間のカラダは、何でどのようにできていて、どのように作り変えられているのかを知らなければいけません。ここをわかっていなければ必要な栄養素を効果的に摂取することは難しいです。
まず、皆さんのカラダは何でできていますか?脳、骨、血液、血管、筋肉、神経、免疫、ホルモンでできています。もっと言えば心も。
それらを機能させたり、作り変えていくには栄養素が必要となります。人間には、人間を作るために必要なレシピがあるのです。
私は、これを「人間のレシピ」と呼んでいます。人間のカラダは水分が約60%でできています。その他40%は、五大栄養素と呼ばれる糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルです。例えば、美味しい料理を作ろうと思うと正しい量、踏まなければいけない順序と絶妙なタイミングなどレシピが必要になりますよね。人間も同じです。パフォーマンスを上げたり、ケガをしないカラダを作ろうと思うと正しい「人間のレシピ」が必要になるのです。
人間は約60兆個の細胞でできおり、新陳代謝を繰り返して、1日5000億から1兆個の細胞が死に、同じ数の細胞が作られています。
例えば、口の中の粘膜が切れても3日でしみなくなる。それは、粘膜細胞は3日で再生するからです。骨も折れても再生する。それは骨も細胞だから、作り変えをしているからです。細胞は作り変えをして、人間は作り変わっています。約1日りんご1個分入れ替わっていると言われています。顔がごっそり作り変わればわかりやすいのですが、全体が薄く作り替わっています。
作り変わっているということは、作られる材料があるということ。人間を作るレシピは決まっているということです。なので、私たちは、食事から摂っている栄養素で出来、不出来が決まってきます。今日ある皆さんのカラダは食べているものでしか作られていません。野球をする上でコンディションを上げたり、カラダを創り上げるためには、正しい知識を持ち栄養素を摂取していく必要があるのです。
文=久保 翔平 (カラダツクル株式会社代表取締役)