今年の東京都開幕は清宮 幸太郎早稲田実業)の選手宣誓。さらに、小池百合子都知事が始球式に登場し、大きく沸いたが、開幕戦に登場した立教池袋のエース・小幡 圭輔がハイレベルなピッチングを見せ、素晴らしいスタートを切ってくれた。

■小幡圭輔(立教池袋)が開幕戦を飾る1安打完封!俺たちも立教旋風を巻き起こす

 好投手の条件は速い球を投げることではなく、自分の思い通りのボールを投げられて、コントロール良く投げることに尽きる。それをフォームを交えて説明すると、下半身が使えていない手投げではなく体全体を使って、しっかりと腕が振れた状態で、両サイドへ投げ分けができること。開幕戦の小幡のピッチングはまさにそれに相応しいピッチングだった。立ち上がりから常時135キロ前後のストレートを投げ込み、初回に最速140キロを計測。春の時点では、135キロ前後だったので、5キロ前後スピードアップしている。さらにそのストレートを内角、外角、低めにピタリと投げ分けすることができているのだ。小幡は三塁側のプレートに立つ。こうすると右打者の内角に強く投げられ、さらに、スライダーとストレートとスピードが変わらないカットボールを投げ分けをしていた。

 小幡のピッチングを見ていくと、最後まで三振を取りたい、速い球を投げたいという欲を出すことなく、淡々と自分のピッチングに専念することができていた。

 制球力が良いのは、フォームが良いから。左足をしっかりと上げ、そこから沈み込んでいきながら、ゆったりと着地を行う。そこからテイクバックは内回りの旋回をしていきながら、大きく胸を張って、リリースポイントに入る。一連の流れが実にスムーズで、フォームに引っかかりがない。そのためリリースポイントは安定。高い制球力を生んでいるのである。

 小幡は7回まで無四球のピッチング。8回表に初の四球を出し、一死二塁のピンチを招いたが、冷静さを失うことなく、ピッチングを展開。8回1安打9奪三振1四球と、安定感抜群の投球を見せた小幡は8回裏、コールドを決めるサヨナラタイムリーを放ち、初戦突破を決めた。

 開幕戦ながら、気負うことなく、完成度の高いピッチングを披露した小幡。次の相手は都立文京。都内では上位レベルに入るほどの強力打線を誇る強豪だ。そこで、小幡は1回戦以上のピッチングを見せることができるのか?

 今年は立教大学が大学選手権優勝を果たし、記念すべき1年となった。大学に続いて、立教池袋も神宮で立教旋風を巻き起こす。

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