第115回 3年生座談会 豊田工業高等学校(愛知)「豊田工の歴史を変えた史上初のベスト8」【後編】2017年10月12日

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[1]春は予選全勝も、県大会で初戦敗退
[2]勝負所で飛び出した一撃、そして昨年王者と対戦
[3]最後の戦いを終えて、今思うことは

 この夏、愛知大会で並み居る私学の強豪校に割って入る形で、ベスト8入りした豊田工。2回戦では尾張の私学の精鋭・誠信を完封し、4回戦では好投手を擁する豊明に快勝。そして5回戦では昨秋の準優勝校で東海地区大会にも進出している桜丘に競り勝ってベスト8進出。そして、準々決勝では、前年優勝校の東邦に対して序盤リード。雷雨による中断で、流れが変わったものの、王者をヒヤリとさせる戦いぶりは、高く評価された。そんな戦いを、豊田工3年生たちに振り返ってもらった。

<メンバー>
主将・橋本 翔(捕手)
リードオフマン・小野 舜介(中堅手)
4番打者・酒井 健汰(投手兼一塁手)
一塁コーチャー・高木 章太郎(内野手)

春は予選全勝も、県大会で初戦敗退

酒井 健汰(豊田工)

――そうして迎えた春でしたが、西三河一次ブロック予選は目標通り全勝で通過して自信で臨んだ県大会でしたが、初戦で西春に敗退します。

橋本:先を見すぎたというか、次が至学館だったので、そこを意識し過ぎて目の前のことを見落としていました。

小野:雨で試合開始が2時間くらい遅れて、その過ごし方も難しかったですね。(試合前の挨拶が終わった後に、突然の雷雨で約2時間中断、待機のあとに開始された)

――その負けを踏まえて、その後の全三河大会(愛知県では、春季大会にほぼ並行して全三河、全尾張、尾東という、それぞれの地区での大会が開催されている)では準優勝しますね。しかも、決勝は、豊川と延長15回、素晴らしい投手戦でした。夏の大会だったら名勝負の一つに数えられるくらいの内容でした。

橋本:全三河の決勝は、「ゾーンに入っていた」ということを、平松先生もよく言われていました。あの試合は間違いなく自信にもなったと思います。

小野:あの試合で、自分たちはなかなか負けないチームなんだということを実感しました。

酒井:ギリギリの戦いでも、気持ちは切れなかったですからね。ミスしても、誰かが何とかしていかれるということもわかりました。

―― こうして、いいムードで夏の大会へ向かうことが出来たんですね。

高木:そうです。ただ、初戦の安城はよく知っている相手だったので、ちょっとやりにくかったんですが、次の誠信はいい感じで戦えました。

―― 完封で勝っていますね。4回戦は、好投手と評判だった大矢君のいる豊明だったんですが。

橋本:その前に、昭和との3回戦があって、これはスイッチが入りきらず、結構乱戦になったんですが、それを乗り切れました。それで勢いをつけて行けたのですが、豊明の大矢(圭一郎)投手はインコースが多いと聞いていたのですが、それを踏み込んでいけました。

―― 橋本君は、ここで本塁打も打っていますね。

橋本:はい。嬉しかったですね。

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