目次

[1]2年から試合に出場した延末藍太選手に、飛距離が魅力の青山達史選手
[2]力強いスイングを見せる小竹遥斗選手に、スタメン落ちから復活した渡部奏楽選手

力強いスイングを見せる小竹遥斗選手に、スタメン落ちから復活した渡部奏楽選手

 

守備練習の様子

 また、捕手の小竹 遥斗選手も、鋭いスイングを見せる強打者だ。小学校時代は横浜DeNAベイスターズジュニアに選出され、リトルシニア全国選抜大会では1番打者として打線の火付け役を担った。ガッチリとした体格から下半身主導で強いスイングを見せ、飛距離だけでなく高い対応力も武器の一つだ。高校野球でも好守での活躍が期待される。

 また、秋までは4番に座っていた渡部 奏楽選手の打撃も力強い。渡部選手は読売ジャイアンツジュニアの出身で、自分のツボを持っており秋は2打席連続で本塁打を放つなど活躍。激しい競争の中で春先はスタメン落ちを経験するなど苦渋をなめたが、9月の日本選手権大会では7番打者としてスタメンに復帰した。高校野球でも持ち前の飛距離を見せることができるか注目だ。

 その他の打者では東京ヤクルトスワローズジュニアを経験し、大会では1番や3番に座りセンスの高さを見せた髙橋 海翔選手に、読売ジャイアンツジュニアの出身でシュアな打撃が特長の小川 隆太郎選手なども能力が高い。

 さらに、元プロ野球選手の清原 和博氏の息子で、読売ジャイアンツジュニア出身の清原 勝児選手は右の強打者でパンチ力が強く、レフト方向だけで無くライト方向の打球も伸びる。日本選手権では6番に座り、三塁の守備でもチームを支えた。

 そして、投手陣では中村 海斗投手が面白い。ガッチリした体格から130キロを越えるボールを投げ込む右腕だが、柔らかさもありボールには伸びがある。ここから体に強さとキレが出てくれば、高校でも注目右腕として名前が挙がる可能性は十分にある。成長に期待だ。

 ここまで計8名の選手を挙げたが、その他にも能力の高い選手はおり高校野球で活躍を見せる可能性は十分に秘めている。彼らの高校野球での活躍を楽しみに待つとともに、今後の世田谷西シニアの活躍も注目したい。

(取材=栗崎 祐太朗)


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