第29回 空港の目と鼻の先で練習を行う福岡ボーイズ 目指すのは「気持ちの強い選手」の育成2020年02月02日

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 福岡空港の目と鼻の先にある下月隈グラウンドで練習を行っている福岡ボーイズ。練習中にも盛んに飛行機が頭上を通過するが、選手たちは飛行機のエンジン音に負けず必死に声を出して練習している。

 2001年の創部から福岡県内で地道に実績を積み上げ、2016年にはジャイアンツカップ2016で準優勝に輝くなど、全国大会での実績もある福岡ボーイズ。今回はチームの目指す姿や、今年のチームの状況に迫った。

気持ちの強い選手になって欲しい



福岡ボーイズの練習の様子 奥には福岡空港の滑走路が広がっている

 飛行機のエンジン音が響く下月隈グラウンドで、創部当初から練習を行っている福岡ボーイズ。グランドの所有者と少しずつ交渉を進め、年々グランドの環境も整ってきた。現在ではブルペンが4つ完備されており、4人の投手が同時にピッチングを行うことも可能になった。

 部員は3年生20名が抜けて、現在は1年生18名、2年生14名の計32名で活動してる。
 OBでは九州産業大の好左腕・岩田 将貴九産大九州出身)や同じく九州産業大の長距離砲・片渕 一葵飯塚出身)、また2017年に東海大福岡の選抜甲子園ベスト8進出に貢献した技巧派サイドハンドの安田 大将(関西国際大)など、九州地区で実績を積む実力派が至るところで活躍を見せ、最近ではショートビデオのプラットフォーム「TikTok」で活躍する「うっきー」さんなど、変わり種も出てきている。

 そんな福岡ボーイズに指導方針について、チームを率いる矢野文夫監督は「気持ちの強い選手を育てていきたい」と話す。

 「今の子供はプレーでも優しい子が多くなりました。野球では気持ちの強い選手になって欲しいと思っています。
そのために冬場などは筋トレやバットを多く振り込んで、これだけやったんだから他のチームには負けないという気持ちを持って欲しいと選手は伝えています」

 矢野監督の熱意は、選手たちにも届いているようだ。
 今年のキャプテンを任される浅嶋大和は、福岡ボーイズの特徴について「指導者が熱心に指導してくださるチーム」と話し、選手たちは指導者を信じて必死に練習をしていると言い切る。

 「福岡ボーイズは矢野監督をはじめ、コーチの方もとても熱心に指導してくださります。それに自分たちもしっかりついていっています」

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