第26回 選手の未来と地元・府中への貢献を重んじる西東京の名門・武蔵府中シニア2019年11月12日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]大学まで野球を続けることでプロへのチャンスは広がる
[2]文武両道で東京六大学でプレーする選手も多い

 ここ9年間で、実に10名ものプロ野球選手を輩出している武蔵府中シニア。茂木 栄五郎(東北楽天)や菅野 剛士(千葉ロッテ)など、一軍で活躍を見せる選手も出てきており、プロ野球界でも一大勢力となりつつある。

 リトルシニアの名門として勝利を重ねるだけでなく、選手の育成においても結果を出している武蔵府中シニア。小泉隆幸監督の言葉から、チームの躍進の秘密を紐解いていく。

大学まで野球を続けることでプロへのチャンスは広がる



武蔵府中シニアの選手たち

 全国選抜野球大会、日本選手権大会、ジャイアンツカップ。
 リトルシニアにおける3つの全国大会すべてで優勝を経験しているチームは、全国にまだ数える程しかない。そんな中で武蔵府中シニアは、3つの全国大会すべてで優勝経験を持っており、全国でも指折りの名門チームとして長年実績を残し続けてきた。

 だが、意外にもプロ野球選手を輩出し始めたのごく最近のことだ。2010年に南 貴樹浦和学院出身)がドラフト3位指名でソフトバンクホークスに指名を受けて入団すると、以降は立て続けにプロ野球選手が誕生。この9年間で輩出したプロ野球選手10名の数字は、中学野球界では異例の数字と言っていい。

 チームを率いる小泉隆幸監督は、プロ野球選手の輩出が急増した要因に長く野球を続ける選手が増えたことを挙げる。



チームを率いる小泉隆幸監督(武蔵府中シニア)

 「常日頃から、大学まで行って野球を続けてくれと選手には言っています。野球やる期間が長ければ長いほど、それだけプロの目に止まるチャンスが増えると思いますし、遅咲きの子でも陽に当たるチャンスが増えると思っています」

 実際、プロ野球の扉を開いた選手の中には「遅咲き」だった選手も多い。長く野球を続け、そして努力を続けたことにより、中学時代では考えられないような活躍を見せる選手ばかりだと小泉監督は語る。

 「まさかこの選手がプロ野球に、というような選手ばかりです。もちろん、みんな努力は必ずしていました。普通の努力の更なる上の努力です。山野辺翔(埼玉西武)や菅野 剛士はみんなが帰ってもずっと練習してましたし、茂木 栄五郎も本当に練習の虫です。みんな大学まで野球を続けて、努力も怠らなかったことでプロに進むことができたと思います」

【次のページ】 文武両道で東京六大学でプレーする選手も多い

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
浦和学院vs川口工【埼玉県 2020年夏季埼玉県高等学校野球大会】
浦和学院vs浦和工【埼玉県 2020年夏季埼玉県高等学校野球大会】
第267回 夏の代替大会が開催されることを願って…。全国のドラフト・注目投手一覧【ドラフト特集コラム】
第253回 森木大智だけじゃない!2003年世代は145キロ右腕、140キロ左腕など好投手が数多く点在【後編】【ドラフト特集コラム】
第997回 花咲徳栄、浦和学院はもちろん2020年の埼玉のトップを走る6チームは??【大会展望・総括コラム】
第13回 2020年の沖縄県高校野球を占う 気になる名将四天王の采配と勢力図を予想【沖縄の高校野球】
第12回 2019年、沖縄の高校野球応援歌で流行ったブラバンは何?【沖縄の高校野球】
花咲徳栄vs浦和学院【埼玉県 2019年秋の大会 埼玉県大会】
浦和学院vs埼玉栄【埼玉県 2019年秋の大会 埼玉県大会】
浦和学院vs正智深谷【埼玉県 2019年秋の大会 埼玉県大会】
第1051回 名門の総合力高き右腕・安藤岳(武蔵府中シニア) 悩みぬいた期間を大きな糧に 【ネクスト球児インタビュー2019年】
第1010回 中川卓也(早稲田大)が今、振り返る濃密な1年間 「我が強い」チームとの向き合い方【前編】 【2019年インタビュー】
第999回 確かな取り組みで上積みを見せた埼玉県ナンバーワン右腕・飯島一徹(東農大三)【前編】 【2019年インタビュー】
第957回 前U-15侍ジャパン監督・清水隆行氏が読売ジャイアンツ時代に実践し続けた「一流の習慣」vol.3 【2019年インタビュー】
第955回 活躍するために持つべき3つの視点とは 前U-15侍ジャパン監督・清水隆行氏(元読売ジャイアンツ)vol.2 【2019年インタビュー】
菅野 剛士(東海大相模) 【選手名鑑】
南 貴樹(浦和学院) 【選手名鑑】
茂木 栄五郎(桐蔭学園) 【選手名鑑】
浦和学院 【高校別データ】

コメントを投稿する

コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム