第22回 理論に基づいた指導と自由な発想の中から生まれる「野球人」に注目! ヤングROOTS(ルーツ)【後編】2019年05月30日

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【目次】
[1]野球を続けて行くのであれば野球が好きな気持ちが大事
[2]世界で見れば野球をやる場所なんていくらでもある

世界で見れば野球をやる場所なんていくらでもある



綱登りのトレーニング

 養父氏が、ここまで「野球を楽しむこと」にこだわっているのにも理由がある。
 ここでもポイントになってくるのは、養父氏の海外5ヵ国での野球経験だ。

 「欧米の選手は、野球をゲームでとして捉えているので、『ゲームで負けてどうして泣くの』という感覚です。日本人は失敗した時に落ち込む傾向が強くて、前に進んでない子が非常に多いと感じています。落ち込むのではなくて、もっと練習しようと思えるような環境づくりが一番ベストかなと思っています」

 ヤングROOTSの志村仁監督も、養父氏の考え方に強く共感し、前向きに努力が出来る人材を育てていきたいと強く意気込む。志村監督も養父氏と同様に、野球の「やり方」よりも、野球をやる上での心の「在り方」を重要視しており、常に先を見据えた指導を行っていくことを口にする。



ロマンが詰まったヤングROOTSの事務所

 「基本的なことですが、礼儀や元気、そして楽しくを一番のモットーにしていきたいです。野球なので勝ち負けも当然出てくると思いますが、今が大事なのではありません。高校や大学、どこに行っても通用する、恥ずかしくない選手にしたいですね」

 野球の技術だけではなく、考え方の面でも、海外5ヶ国のエッセンスが詰まったヤングROOTS。最後に養父氏に、ヤングROOTSからどんな人材を輩出していきたいか改めて伺うと、海外を経験した養父氏らしい、自由な発想の答えが返ってきた。

 「とにかく野球を嫌いになって欲しくないですね。
 野球なんて、世界で見れば野球をやる場所なんていくらでもあります。狭い日本の中だけで考えてるので、日本しかない感覚になるのだと思いますが、もし日本でダメであっても自分の状況にあった国に行ってもいいなと思います」

 その自由な発想と理論に基づいた指導の中から、これからどんな野球人がヤングROOTSから巣立っていくのか注目だ。

(取材・栗崎 祐太朗)

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