第617回 野球塾から発展した新チーム・ヤングROOTS(ルーツ) 魅力は海外5ヵ国から得たエッセンス【前編】2019年05月27日

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【目次】
[1]波乱万丈の選手人生から得た経験を次の世代の選手たちに
[2]練習メニューはトレーナーと相談して基礎体力のトレーニングが中心


 2019年2月、神奈川県藤沢市に新たな中学野球チームが誕生した。そのチームが、ヤングROOTS(ヤングルーツ)だ。
 元プロ野球選手の養父鐵氏が代表を務めるヤングROOTSは、何と元々はルーツ・ベースボールアカデミーという名の野球塾であったが、中学野球のチームとしてやって欲しいといった要望を多く受けて、今回チーム設立に至った。

 今回は、代表の養父氏の経歴を踏まえながら、ヤングROOTS設立までの経緯、そしてチームの方針について語っていただいた。

波乱万丈の選手人生から得た経験を次の世代の選手たちに



ルーツの練習場

 「野球を辞めた後は。不動産業をやっていました。不動産業も奥が深かったのですが、やっぱり自分でなければできないことやりたいと思うようになり、これまで経験を活かして野球のアカデミーやチームを作っていこうと思いました」

 そう語るのは、ヤングROOTS代表の養父鐵氏だ。
 2010年に野球塾である、ルーツ・ベースボールアカデミーを設立した養父氏の「ルーツ」は、波乱万丈に満ちている。

 亜細亜大学を卒業、プロ入りを目指して日産自動車に入社した養父氏だが、NPBのドラフト指名が叶わずに台湾リーグのチームへと飛び込んだ。
 台湾リーグでは、月間MVP3回、台湾シリーズMVPなど、各賞を総なめにして、1年後には念願のNPB球団の福岡ダイエーホークスへ入団を果たす。

 だが腰を痛めた影響もあり、わずか1年で戦力外通告を受けてダイエーを退団。
 それでも養父氏は選手としての活躍を諦めきれずに、メジャーリーグの舞台を目指して渡米。シカゴホワイトソックス3Aに入団するも、海外の地で悪戦苦闘を重ね、その後はベネズエラやメキシコなど世界5か国でプレーした。



ROOTSの指導者陣、左が代表の養父鐵氏

 養父氏は、当時の心境を次のように振り返る。
 「まだやれると思っていて、自信もあったので、不安も特にありませんでした。結果を出さなければクビになるので、その場その場でしっかり結果を残すことだけを考えていましたね」

 引退後、不動産業を経てルーツ・ベースボールアカデミーを立ち上げた養父氏であるが、この「ルーツ」の名前には、養父氏ならではの思いが込められている。

 「日本、アメリカ、台湾、メキシコ、ベネズエラでの野球のルーツをたどってきて、感じたことを子供たちに話して、成長に少しでもプラスになる事があれば思い、この名前にしました」

【次のページ】 練習メニューはトレーナーと相談して基礎体力のトレーニングが中心

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