目次

[1]選手自身が自らの失敗の原因を分析する
[2]「心気体技」で肉食系の頼もしい男の育成を目指す


 2017年、春季全国大会で初優勝を果たし、昨年2018年の春季全国大会でも準優勝に輝いた京葉ボーイズ。全国大会連覇は果たせなかったが、それでも2年連続の決勝進出は全国屈指の強豪としての地位を不動のものにしたと言っていい。
 今回はそんな京葉ボーイズの勝本俊朗代表にお話を伺い、チームの指導方針や2年連続で全国大会決勝に進出した秘訣について迫った。

座学や室内練習場の完成で選手の成長を最大限にサポート


 「チームを作って9年が経ちましたが、この後高校や大学、社会人、中にはプロ野球選手になる子たちも出てくると思います。そういった中でやっぱり中学野球では育成する、育てるということをまず意識していますね」

 そう語るのは京葉ボーイズを率いる勝本俊朗代表だ。身体的、精神的に未熟な面も多く、成長に個人差も大きな中学生。そんな成長期の選手の指導において、勝本代表は様々な面でのケアを怠らずに指導にあたっていると話す。

 まず勝本代表が挙げたのが、子供たちの成長に合わせた指導をしていくということだ。成長の差が最も大きい中学生は、140センチくらいの選手と180センチを超える選手が共存して野球をやっている。そのため、身体の成長に合わせた指導方法が必要不可欠なのだ。

 また健やかな身体の成長を促すためには、栄養バランスの良い食事が欠かせない。京葉ボーイズでは保護者の方にも協力をいただき、管理栄養士を招いての栄養指導も行っている。

 「スポーツ栄養学というのは、いつ何をどのように食べるかということが一番大事です。例えば、練習前に一番食べたらいいのはブドウ糖だったり、練習が終わった後には切れた筋繊維を回復させるためにホエイたんぱく質を取ろうとか。
 そういったスキルも、子供たちや親御様に少しずつ知ってもらう機会を作るようにしています」

 また、練習環境の面でも昨年に大きな変化があった。市川市に室内練習場が完成し、雨天の日でも練習が可能になったのだ。
 選手が健やかに成長し、技術向上を図れるような体制を勝本代表をはじめとするスタッフが、地道に作り上げた。これこそが、近年の京葉ボーイズ躍進の大きな秘訣なのだ。