第4回 グラブの刺繍に込めた青春コトダマ【帝京第五編】2017年07月13日

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【目次】
[1]帝京第五の主力選手「グラブ刺繍」に託した想い
[2]「想い」に加え「試合状況」を考えた刺繍も

「想い」に加え「試合状況」を考えた刺繍も

藤井 清光(帝京第五)

藤井 清光(3年・中堅手)
「親孝行 Kiyomitsu」

 「いつも僕は親に迷惑ばかりかけているので、野球で少しでも活躍して親孝行したいと思って、今年に入ってから刺繍を入れました。守りに行く前に見て、付けていくことがルーティンになっています。

 それまでは今、練習用グラブで使っている1学年上の木村 仁さんから頂いたグラブを試合で使っていました。ここにはあえて刺繍を入れず、先輩の想いを引き継ぐ気持ちを持って使っています。

 刺繍を見ると家族や応援して頂いている皆さんの想いを改めて感じるし、頑張らないといけないと思います。センバツでは悔いが残る試合をしてしまったので、最後の夏は悔いのない試合をして、高校野球生活を終えたいです」

佐藤 蒼介(帝京第五)

佐藤 蒼介(3年・投手兼右翼手)
野手用試合グラブ「Don't Think. Feel 佐藤蒼介」
投手用試合グラブ「冷静沈着 佐藤蒼介」

「センバツが決まった後に2つとも刺繍を入れました。野手用は日本語にすると『考えるな 感じろ』。考えて動いてもいいプレーはできない。守備位置も含めて状況を感じて動くことがいいプレーにつながると思ってこの言葉を入れています。

 投手用の『冷静沈着』は自分は試合中にかッカしてしまう傾向があったので、(小林 昭則)監督さんからもアドバイスを頂いて、この言葉を入れました。刺繍を入れることで自分のグラブという意識も出るし、自分の欠点も見直せると思っています。夏はもう一度甲子園に行って、センバツのリベンジをしたいです」

 それぞれの想いをグラブの刺繍に込め、その想いを凝縮して、過去の先輩たちが涙を呑んできた夏の初戴冠。そして春夏連続甲子園出場と「愛顔つなぐえひめ国体」初出場へ。帝京第五は7月17日(月・祝)・坊っちゃんスタジアムでその第一歩を記す。

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佐藤 蒼介(帝京第五) 【選手名鑑】
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藤井 清光(帝京第五) 【選手名鑑】
宮下 勝利(帝京第五) 【選手名鑑】
帝京第五 【高校別データ】

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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