目次

[1]帝京第五の主力選手「グラブ刺繍」に託した想い
[2]「想い」に加え「試合状況」を考えた刺繍も

 昨今、自分のお気に入りのグラブに、好きな言葉を刺繍でいれて愛用するプレーヤーが増えてきました。グラブの刺繍の言葉には、選手一人ひとりどんな思いがあるのでしょうか?今回は「コトダマ」企画の特別編として、球児たちのグラブの刺繍にまつわるエピソードを取材しました。

 第4回は48年ぶり2回目の出場を果たしたセンバツに続き、愛媛大会第1シードとして悲願の夏甲子園初出場を狙う帝京第五。今回は主力の5選手に練習用グラブ・試合用グラブをお持ち頂き、刺繍に託した想いをお聞きしました。

帝京第五の主力選手「グラブ刺繍」に託した想い

宮下 勝利(帝京第五)

宮下 勝利(3年主将・遊撃手)
試合用グラブ「キセキ 勝利」
練習用グラブ「TEIKYO Katsutoshi」

「試合用グラブは今年作りました。『勝利』は自分の名前ですが、『キセキ』は小学校(大阪・東淀川ファイトキングス)の時、監督さんの車で試合に行く時に聞かされていたGReeeeNさんの歌のタイトルから、この歌を聴いているときは負けていなかったので入れました。練習用グラブに刺繍を入れたのは1年生の冬。学校を背負う思いからです。

 試合用グラブにあえてカタカナで『キセキ』と入れたのいは『奇跡』や『軌跡』を試合で発揮したいから。1番から9番まで切れ目のない打線を武器に、一戦一戦必死に戦って甲子園に出て、甲子園で勝てるように頑張りたいです」

篠崎 康(帝京第五)

篠崎 康(3年・捕手)
試合用・練習用グラブともに「篠崎 康」

「僕はグラブに言葉を入れるのは好きではないんです。ただ、名前を入れることは自分のグラブという意識を持つためには必要だと思いますし、その名前に自分の想いを込めていると考えています。

 春はセンバツでも四国大会でも思うような活躍ができなかったので、課題を克服し最大のパフォーマンスをしたいです」

小西 隆斗(帝京第五)

小西 隆斗(3年・三塁手)
「感謝 小西隆斗」

「自分は自宅からの通学組なので、毎日送り迎えをしてもらっている親をはじめ、最後の夏へ向けていろいろな方への感謝を込めて最近入れました。思春期には親とのケンカが多くて感謝の想いを忘れていましたし、感謝の想いを持てばプレーも変わってくると思います。第1シードですが、見極めをしっかりする自分たちの野球をして昨秋県準優勝に終わったリベンジをしたいです」