Column

大阪府立渋谷高等学校(大阪)

2017.02.28


集合写真(渋谷)

粘り強く戦う!

■中村紀洋さんの出身校!
大阪府池田市にある府立大阪渋谷高等学校。1948年に池田市立高等学校として開校。1975年に大阪府立大阪渋谷高等学校となり、2007年に創立90周年を迎えた。野球部OBには中村 紀洋関連記事)さんがおり、1990年の夏の甲子園に出場した経験を持つ。当時2年生だった中村 紀洋さんは4番打者として4本塁打を放ち、卒業後、日米通算で2106安打を記録する活躍を見せた。

■渋谷高校の練習環境
現在1年生17名、2年生17名の計34名。「他の部活もグラウンドを使っているため、グラウンドは1日おきに使っています」と押川 孔汰主将。チームのセールスポイントを聞くと、「全員が良い笑顔をしていて仲が良く、プラスの声掛けが練習でも試合でも多いところです」と答えてくれた。

■渋谷高校の注目選手は?
押川主将は昨秋に活躍した選手に、気迫のこもったピッチングでいい流れを作った豊島 大輝選手、1番バッターとしてよく出塁し、チャンスを作った深沢 朝斗選手、ランナーがいなくてもチャンスメイクをしてくれた横山 昇吾選手、香里丘戦の8回裏に同点タイムリーツーベースを放ち、チームの流れを作った塩屋 貴文選手の4名を挙げた。また春のキーマンには松井 楓歩冬選手、錦織 海斗選手の名前が挙がり、チームの中でのすごい長所の持ち主を聞いたところ山本 泰誠選手の名前が出た。山本選手は身長188センチ、体重100キロの恵まれた体格を持ち、計り知れないパワーを持っているそうだ。来春の活躍に期待がかかる。

■秋を振り返って
「新チームが始まってから声掛けや励まし合いは少なかったが、大会を通して自然と声掛けや励まし合いができるようになった」と押川主将。3回戦香里丘戦では9回裏にサヨナラ勝ちを決め、勢いに乗った大阪渋谷高校は4回戦の対桜宮戦でも勝利を収めた。「大会を終えて、強みになったことは終盤にあきらめずに粘り強く戦うようになったこと」と振り返る。現在はバントが一発で決まらないこと、ここぞというところでの守備のミスがチームの課題だ。

■冬への決意!
押川主将にこの冬のチームの目標を聞くと「最後までやりきる、自分に負けないこと」と答えてくれた。「体の線が細い選手が多いので、私立の選手に体格負けしないように、この冬にウエイト、走り込みをする。メンタルの強さを来春に発揮するため、メンタルトレーニングに取り組む冬にしたい!」と決意を新たにした。春の目標は秋に達成できなかったベスト8以上、夏は一戦必勝で一つでも多く勝つこと。大阪渋谷野球部の活躍に注目したい。

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[page_break:自分たちを追い込む]

自分たちを追い込む

 ここからは豊島 大輝選手(2年)と深沢 朝斗選手の2人にお話を伺いました!

豊島大輝選手(渋谷)

Q. 秋に見つかった課題は何でしたか?

豊島:上に勝ち上がるにつれて、自分たちの弱点を攻められたので、そこを意識して練習することと投手力です。
深沢:先制点をとること、失点を減らすことです。

Q. この冬はどんな冬にしたいですか?

豊島:2年生にとっては最後の冬なので、追い込めるだけ追い込み、心と身体を共に鍛え、目標に向けて、しっかり行動していきたいです。
深沢:秋の大会のベスト16を超えるように、自分たちを追い込んで強くなることです。

深沢朝斗選手(渋谷)

Q. モットーや好きな言葉は何ですか?

豊島:悔しさ忘れず、後悔ないようにです。
深沢:笑顔です。

Q. 他のチームに負けないこのチームの長所は何ですか?

豊島:好きなところは、やるときはしっかりとやるべきことをすること、負けていないところは、自分たちの弱点を克服しようとする行動と、その行動後の変化です。
深沢:他のチームに負けていないところは、点差が開いてもあきらめないところです。

Q. この冬の目標宣言をお願いします。

豊島:自分がチームの勝利に導き、コントロールを武器に、大阪予選を投げぬくことです!
深沢:常に出塁してチャンスを作ることです!

 豊島選手、深沢選手、ありがとうございました!

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[page_break:どんなトレーニングにでも「プラス思考」で!]

練習風景(渋谷)

どんなトレーニングにでも「プラス思考」で!

 上嶌 伸次監督にお話を伺いました!

Q. 新チームのチーム作りはどのようにされましたか?また、この冬のテーマも教えて下さい。

 「笑顔」「自主性」「コミュニケーション力」を指導の軸として、チーム作りをしてきました。秋の大会は、選手たちの秘められた力に驚かされました。3回戦、4回戦とも、終盤、劣勢の中でも「自分たちはまだいける」という言葉や雰囲気がありました。その通りに試合をひっくり返した実力は、「自分たちで考えて練習に取り組んだ」成果だと考えています。冬のテーマは、「自分たちで決めたメニューを最後までやり遂げる」です。秋の大会後、行った選手のミーティングで立案したメニューを信じて、やり遂げて、メンタル面・体力面・技術面の全てを鍛えてほしいです。

Q. 冬の練習に励む選手にメッセージをお願いします。

 どんなトレーニングにでも「プラス思考」で取り組んでいこう!!プラス発言で冬のトレーニングを充実させよう!

 上嶌監督、渋谷高校野球部の皆様ありがとうございました!


今年も大好評!
冬が僕らを強くする 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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