Column

優勝候補・横浜か?8年ぶりの慶應か?それぞれのプライドをかけて激突!

2016.07.31

優勝候補・横浜か?8年ぶりの慶應か?それぞれのプライドをかけて激突!

上:藤平尚真(横浜) 下:正木 智也(慶應義塾)

 7月31日13:00より[stadium]横浜スタジアム[/stadium]にて、188チームが参加した神奈川大会の決勝戦が行われる。
今大会も数多くの熱戦が繰り広げられた神奈川大会。ここまで勝ち上がってきた慶應義塾横浜の軌跡を振り返る。

慶應義塾

準決勝
  10 – 5 桐蔭学園

準々決勝
  11 – 2 東海大相模

5回戦
  7 – 6 鎌倉学園
4回戦  10 – 0 相模原
3回戦  11 – 0 海老名
2回戦  11 – 1 川崎商

 2008年以来の甲子園出場を目指す慶応義塾はこの2戦で打撃内容が向上。ストレートをしっかりと叩ける選手が多く、140キロ以上の速球に対応ができるのが強み。そして守備面でも内野手、外野手ともに球際の強い守備を見せており、簡単に失策を許さない。エースの森田晃介は、両サイド、緩急をうまく使い分けた投球が光っているが、準決勝ではやや調子を落としているのが気がかりか。盤石の守備は見せつつも、最終的には打って勝つ野球を見せていきたい。

横浜

準決勝
  8 – 4 桐光学園

準々決勝
  16 – 3 横浜隼人

5回戦
  2 – 0 向上

4回戦
  10 – 0 相模原中等
3回戦  12 – 0 松陽
2回戦  8 – 0 向の岡工

 3年ぶりの甲子園出場を目指す横浜は投打においても素晴らしい。エース・藤平尚真は、150キロを超える速球に加え、スライダー、フォークのキレ味も抜群で、制球がぴたりとはまったときは簡単に打ち崩せない。左腕の石川も準決勝以降から変化球をしっかりと使い分けるようになってきた。石川はそれができるようになると簡単に打ち崩せない。また大会記録となる12本塁打を記録したように、どこからでも本塁打にできる打線は脅威だろう。絶対に甲子園に行くぞという強い気持ちが、打撃にも現れるか。また守備面は随所で好プレーを見せ、勝負所ではエラーをしない。さらに走塁も盗塁を仕掛けるだけではなく、走塁ミスがない。簡単にミスをして、併殺にならないのは実は大きい。決勝戦でも抜け目のない戦いを心掛けていきたい。

■今大会ベスト16進出チーム
慶応・鎌倉学園東海大相模厚木日大高平塚学園桐蔭学園平塚江南横浜向上横浜隼人藤沢清流藤沢翔陵茅ヶ崎西浜桐光学園湘南

ドットコム編集部が独断で選ぶ今大会のハイライト試合
1位 準々決勝 慶應義塾vs東海大相模 
慶應義塾、3発&堅守で昨夏王者・東海大相模を撃破!
2位 準々決勝  桐光学園vs藤沢翔陵
藤沢翔陵・西澤、熱投も力尽く!桐光学園がサヨナラで4強入り!
3位 1回戦 横浜創学館 vs横浜商大高
横浜創学館が佐藤未のサヨナラ3ランで、横浜商大高との強豪対決に勝利!

神奈川大会の大会データもあわせてチェック!

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.18

【神奈川】保土ヶ谷球場では慶應義塾、横浜が登場!東海大相模は桐蔭学園と対戦!<春季県大会4回戦組み合わせ>

2024.04.18

強豪校を次々抑えて一躍プロ注目の存在に! 永見光太郎(東京)の将来性を分析する<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.04.18

首都二部・明星大に帝京のリードオフマン、東海大菅生技巧派左腕などが入部!注目は184センチ102キロの大型スラッガー!

2024.04.18

【春季埼玉県大会】ニュースタイルに挑戦中の好投手・中村謙吾擁する熊谷商がコールド発進!

2024.04.18

【岡山】センバツ出場の創志学園は2回戦から登場! 2回戦で昨年夏の決勝戦と同じカードが実現の可能性も!<春季県大会地区予選組み合わせ>

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.15

四国IL・愛媛の羽野紀希が157キロを記録! 昨年は指名漏れを味わった右腕が急成長!

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.15

【春季和歌山大会】日高が桐蔭に7回コールド勝ち!敗れた桐蔭にも期待の2年生右腕が現る

2024.04.16

【春季埼玉県大会】2回に一挙8得点!川口が浦和麗明をコールドで退けて県大会へ!

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード