作新学院・入江、4戦連続本塁打なるか?!都道府県別ホームラン数トップ3発表!
■甲子園での都道府県別ホームランランキング!
中田 翔(大阪桐蔭時代)
野球の華といえばホームラン!今大会では作新学院の入江大生がここまで3戦連続本塁打を放つなど、大きな注目を集めている。本日の準決勝でも、4戦連続アーチが期待されるが、今回は、過去10年の夏の甲子園での都道府県別の本塁打数ランキングを発表!ちなみに10年間のホームラン合計は、なんと382本だ!
さて、都道府県別に集計したところ、断トツで全国1位に輝いたのが大阪。本数は33本で、チーム別に見てみると大阪桐蔭の選手だけで28本。中田 翔(日本ハム・関連記事)、浅村 栄斗(西武・関連記事)、藤浪 晋太郎(阪神)、森 友哉(西武・関連記事)と顔ぶれも豪華で、優勝した08年と12年はチームで8本塁打と猛打が爆発した。また、10年には履正社の山田 哲人(ヤクルト・関連記事)もホームランを打っている。
第2位は東東京の20本。関東一勢が11本、帝京勢が7本打っており、こちらも中村 晃(ソフトバンク・関連記事)、山下 幸輝(DeNA)、オコエ瑠偉(楽天・関連記事)らの名前が見られる。第3位は19本の青森。光星学院(現:八戸学院光星)の同級生コンビで、現在、プロで売り出し中の北條 史也(阪神)が4本、田村 龍弘(ロッテ)が2本のアーチをかけている。
第4位は西東京。06年は斎藤 佑樹(日本ハム)ら早稲田実業が5本、11年は高山 俊(阪神・関連記事)ら日大三が6本、昨夏は早稲田実業の清宮 幸太郎(関連記事)らが5本のホームランを放っており、固め打ちしていることがうかがえる。第5位タイは愛知と和歌山の2県。愛知は堂林 翔太&磯村 嘉孝(ともに広島)のバッテリーを擁し、09年に優勝した中京大中京が7本塁打。和歌山の14本はすべて智弁和歌山の選手が放っている。
また、この10年間で満塁ホームランは14本あり、筒香 嘉智(DeNA・関連記事)も横浜高校時代の08年に経験。07年の決勝戦で佐賀北の副島 浩史選手が放った逆転満塁ホームランは、今も語り継がれる劇的な1本だ。また劇的といえばサヨナラホームランだが、こちらは10年間で6本。さらに、逆転サヨナラホームランとなると14年の日本文理・新井充選手が富山商戦(試合レポート)で放った1本のみだ。
サヨナラホームランよりもレアなのが代打ホームランで、第1回大会からの通算でもわずか14本しかない。ただ、この10年間では6本あり、昨夏は三沢商の金渕幹永選手がマークしている。
今夏も勝負を決めるドラマチックな一発を期待したい。
(文・大平 明)
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