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第6回 田中 賢介(北海道日本ハムファイターズ)×日高 泰也(ウイルソン)【前編】 切磋琢磨で創る「プロフェッショナル」のグラブ2017年03月20日

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【目次】
[1]お互い「プロとして」意見を出し合う中で創る用具
[2]意見をぶつけ合い、すり合わせる中で生まれるグラブ
[3]年々変化し続ける田中 賢介グラブ、2017年は「デュアル」を採用

田中 賢介選手(北海道日本ハムファイターズ)

――ということは、2012年以降も田中 賢介選手のグラブは新たなものを採り入れているということですか?

田中:そうです。2012年からは型も変わっていますし、自分の考え方も変わっています。これからも時代とともに変化していくと思います。

――そして2017年は「デュアル・テクノロジー」採用グラブを使用されますね。

田中:アメリカは天然芝のグラウンドが多いのに対して、日本のプロ野球は現状では人工芝が多い。とはいえ、これから時代の変化によって天然芝が増えていくと思います。指先でつかんでもポケットに収まる「デュアル・テクノロジー」はいいと思います。

――2013・2014年とアメリカでプレーされて感じた部分も大きいですか?

田中:大きいです。当時、捕球は「先っぽでつかむ」感覚になっていましたから、グラブは指先の強さがないと苦しいと感じました。

――そんな田中選手の要望に対して、日高さんはどのような工夫を凝らしましたか?

日高:ウイルソンしかできない「デュアル・テクノロジー」を使いつつ、田中選手の感覚は今までと変わらないように気を遣いました。目をつぶってはめても感覚は変わらず、それでいて「ここ一番の時」に指先は強さを発揮するグラブを作らないといけないと思っています。

田中:これからも僕のグラブは変わっていくと思います。日本では昔からある「身体の前で捕る」考え方から、さらにアグレッシブな守備ができるようにするには「デュアル・テクノロジー」のようなグラブがいいと感じています。

日高:これから日本の野球は捕球や送球方法のバリエーションが増えていくでしょうから、自ずと指先で捕ってもポケットに収まる「デュアル」の良さが理解されると思います。

――実際、田中選手の守備練習を見ていても半身の姿勢からゴロに対して積極的にチャージする。アグレッシブさが分かります。

田中:僕はあまり股を割りませんし、身体の前では捕らないイメージで捕球するので、そういう形になっています。アメリカではほとんどの選手がそのようなスタイルでしたし、日本でも「うまいな」と思う選手もそのようなスタイル。そこが「これまでの日本の理論」と「実際のプロの感覚」の違いですね。

――田中選手にとって理想の捕り方のようなものはあるのですか?

田中:最終的に(ポケットで)捕球の音がすればいいんですが、その中で自分の感覚を探しています。日高さんとも、その部分でのすり合わせをしていますね。バッティングは理論があって、形もある程度「こうやったら打てる」というのがありますけど、守備は最低限の形はあるにしても「感覚」の部分は大きいと思います。

 後編でも宮古島の青空の下で、田中 賢介選手と日高 泰也氏の興味深いバットやグラブの話は続きます。田中選手から高校球児たちへのメッセージもありますので、どうぞお楽しみに!

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プロフィール

田中賢介
田中 賢介(たなか・けんすけ)
  • 北海道日本ハムファイターズ
  • 経歴:東福岡-日本ハム/北海道日本ハム-サンフランシスコ・ジャイアンツ-テキサス・レンジャーズ3A-北海道日本ハム
  • ポジション:内野手
  • タイプ:右投げ左打ち
  • 身長体重:176センチ78キロ
  • 生年月日:1981年5月20日
  • 福岡県筑紫野市出身。東福岡高校では九州屈指の遊撃手として2年春・夏、3年夏と3回の甲子園出場を果たし、1999年ドラフト2位で日本ハムファイターズ入り。1年目からプロ初安打を記録し、2006年には二塁手で定位置を獲得。同年の北海道日本ハムファイターズ日本一に大きく貢献し、自身もゴールデングラブ賞・ベストナインに輝く。2013年から2年間はアメリカに活躍の場を移し、2013年はMLBサンフランシスコ・ジャイアンツで15試合出場。2015年の北海道日本ハムファイターズ復帰後も、2016年の日本一に全試合出場で貢献。小技・走塁にも優れた日本プロ野球界を代表する二塁手の座を不動のものとしている。これまでゴールデングラブ賞5回、ベストナイン6回受賞。
  • 上記データは掲載時のものとなります。

プロフィール

日高 泰也
日高 泰也(ひだか・やすなり)
  • ウイルソン・チームスポーツ プロダクトマーケティング
  • 1975年生まれ、三重県出身。伊勢高では遊撃手。「中学時代から使っている高校の試合では使えないグラブはスムーズにできるのに、投手モデルのグラブを内野手でも使っていたらイップスになった」。それが現在、「グラブ開発におけるフラットな発想に活きている」と語るウイルソングラブ開発の仕掛け人。
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