目次

[1]良い演奏は人間性から繋がっている
[2]ワクワク・ドキドキする舞台に行けるように丁寧な演奏を!
[3]100回目の記念の夏に一緒に甲子園に行きたい!

 いよいよ開幕する夏の栃木大会で、大会8連覇を目指すチームがいる。2年前の甲子園優勝校・作新学院である。そんな作新学院の背中を押す力強い味方が今回訪問した吹奏楽部だ。

 作新学院吹奏楽部は昨年、東関東吹奏楽コンクールと呼ばれる、千葉・茨城・神奈川・栃木の4県合同で開催される大きなコンクールで金賞を受賞するなど輝かしい実績を持っている。そんな作新学院吹奏楽部はどんな活動をしているのか顧問の先生や生徒からお話を伺いました。

良い演奏は人間性から繋がっている


 『礼儀正しい。気が遣える』
 この言葉がふさわしい、という印象が強い作新学院吹奏楽部。部室の方に足を運べば生徒は必ず『こんにちわ』と元気に笑顔で挨拶をしてくれた。取材中も、生徒は今どこで練習をしているのか質問すると、とても丁寧な言葉づかいで答えてくれた。

 非常にしっかりした生徒だと私は心から思った。だが、どうしてこれだけしっかりした生徒がしっかりしているのか。これは顧問の三橋英之先生が礼儀といった人間性を重んじる指導方針が中心に据えられているからだ。

「若い時はコンクールのため、全日本吹奏楽コンクールに行くために、勝利至上主義をもって生徒に対して厳しい言葉を使っていた」と昔を振り返る三橋先生。
 だが様々な経験を積んでいく中で、礼儀といった人間性を磨く大事さにも気づいたのだった。なぜなら演奏するのは「人」だからだ。

 その意識は扉の開け方1つとっても徹底されている。
 「扉の向こうには必ず誰かいると思って生徒には扉を開けさせるようにしています。それくらい気を遣ってほしいんです。」
 毎日の生活をどれだけ誠実に過ごすか。ここでコンクールに向けて最後の調整するときに、全員の意思が合うか。それとも合わないのかがかかってくる。


 また同じ音を出すにも、人によって捉え方は様々。短い音で吹く者もいれば、長く音を吹く者もいる。この辺りの意識を統一するためにも、人として誠実に育てることが大事で、その一環にあったのが礼儀だと説いてくれた。

 インタビュー中、終始明るい表情を見せていた三橋先生が、コンクールへの熱い想いを見せた瞬間だった。それだけ良い演奏をするためにはきめ細やかな心遣いが必要である。その重要性を感じさせる言葉だった。

 生徒はその教えを胸に学校生活を送っていることもあって、学校案内のパンフレットに掲載されるモデルや、級長になるなど模範的な生徒が多い。

 三橋先生は他にも生徒に対して接しやすい雰囲気を作るために、対話を重視して110名いる部員一人一人と、少しでも会話をするようにしている。 こうすることで生徒が部活に来るのを楽しみしてもらえるようにした。これも三橋先生が多くの経験を積んで変えて来た部分である。

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