第132回 3年生座談会 県立川内高等学校(鹿児島)「夏の準決勝・延長13回の熱戦を終えて」 vol.32016年10月06日

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【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]假屋原選手の劇的なホームランで同点に!
[2]3時間21分の熱戦の行方は…
[3]「本気で続けていれば、できなかったこともできるようになる!」

 川内の3年生座談会第2回では、夏の鹿児島大会の準決勝までの勝ち上がりの様子をたっぷり語っていただきました!最終回では、樟南との延長13回を演じた激闘を振り返っていただきます!

假屋原選手の劇的なホームランで同点に!

福永 和摩(県立川内高等学校)

――7回裏、一死から6番・假屋原(立・2年)君がヒットで出塁し、バントで送って、神村学園戦と同じく、代打・松永君の内野安打で同点に追いつきました。

帖佐:松永の打球はどん詰まりのショートゴロで、「あちゃー」と一瞬思いましたが、なぜか処理を誤ってくれて、抜けた瞬間は飛び上がって喜びました(笑)。

――狙い通り終盤追いつくことができて、川内が盛り返したかと思いましたが、9回表に2点を勝ち越されてしまいます。この展開で9回表に勝ち越されて正直「川内の快進撃もここまでか?」と思いましたが、そうなりませんでした。

帖佐:その裏の先頭打者でしたが、特に何も考えることなく、落ち着いて打席に入れました。ここで点を取れなかったら高校野球が終わるとか悲壮感もなく、スタンドの声を聞いて気持ち良く打席に立てました。何も考えずに、高めの甘いスライダーをセンター前に打つことができました。

―― 一死となって、これまで1本もホームランは打ったことがないという2年生の6番・假屋原君が樟南の浜屋君から起死回生の同点2ランを打ちました。

帖佐:一塁ベース上で見ていて、打った瞬間スタンドには入ると思っていました。あとは切れるか、切れないかだけで、切れずにレフトスタンドに入ってくれました。假屋原は勝負強い良い打者だったので、絶対打ってくれると信じていました。

中島:良い角度で上がったと思いましたが、まさかスタンドに入るとは思っていませんでした。ベンチから打球を追っていて、レフトの吉内君がフェンスによじ登るのが見えて、入った瞬間は、まさかこんなドラマチックな展開になったのが信じられなくて、気がついたらベンチ前で騒いでいたように思います。

福永:假屋原はボールがよく見えている打者で、練習試合などでサヨナラ打を打ったこともあったので、打ってくれるとは思っていましたが、まさかホームランになるとはというのが一番です。

――劇的なホームランで、土壇場で同点に追いつき、延長戦に突入しました。川内としても延長戦は今大会初めてでした。

帖佐:延長戦まで投げるとは思っていませんでしたが、同点に追いついてくれたことで、アドレナリンが出て、疲れは感じなかったです。ただ11回ぐらいから腕が筋肉痛になるという初めての経験をしました。

【次のページ】 3時間21分の熱戦の行方は…

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川内 【高校別データ】

プロフィール

政純一郎
政 純一郎(つかさ・じゅんいちろう)
  • 生年月日 1974年12月18日
  • 出身地 鹿児島市
  • ■ 経歴
    鶴丸高校―同志社大
  • ■ 鹿児島新報で6年間スポーツ担当記者。2004年5月の同社廃刊後、独立
  • ■ 「スポーツかごんまNEWS」を立ち上げ、野球、バスケットボール、陸上、サッカーなど主に鹿児島のスポーツを取材執筆する。2010年4月より奄美新聞鹿児島支局長を兼務
  • ■ 著書に「地域スポーツに夢をのせて」(南方新社)「鹿実野球と久保克之」(同、久保氏と共著)
  • ■ Webでは「高校野球ドットコム」、書籍では「野球小僧」(白夜書房)「ホームラン」(廣済堂出版)「陸上競技マガジン」(ベースボールマガジン)「月刊トレーニングジャーナル」(ブックハウスHD)などに記事を寄稿している。
  • ■ 野球歴は中学から。高校時代は背番号11はもらうも、練習試合に代打で1打席、守備で1イニングの試合経験しかない。現在はマスターズ高校野球のチームに所属し、おじさんたちと甲子園の夢を追いかけている
  • ■ フルマラソンの自己ベスト記録は3時間18分49秒(2010年のいぶすき菜の花マラソンにて)。野球とマラソンと鹿児島をこよなく愛する「走るスポーツ記者」

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