第131回 3年生座談会 県立川内高等学校(鹿児島)「甲子園常連校との対戦にも、僕たちの野球を」 vol.22016年10月05日

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[1]準々決勝の相手は第3シード神村学園!
[2]シーソーゲームの激闘の末に…
[3]樟南との一戦!甲子園まで、あと2つ!

 この夏の鹿児島大会でベスト4入りを果たした川内の3年生に集まっていただき、第1回では、新チームスタート当初の話から夏の大会突入までのエピソードを語っていただきました。今回も、白熱した夏の大会をさらに細かく振り返っていただきます!

準々決勝の相手は第3シード神村学園!

帖佐 竜聖(県立川内高等学校)

――5回は一死から1番・中島君の二塁打を皮切りに、2番・東(比呂・3年)君がレフト前ヒットで続きます。東君の頭脳的なプレーがボークを誘って1点差とし、3番・福永君が進塁打を打ち、またしても4番・帖佐君のレフト線二塁打で同点に追いつきました。

帖佐:この試合だけは比呂が良く当たっていました(5打数4安打)。多分、全校応援の力だと思います。女の子の前では燃えるタイプなので(笑)。あの二塁打もボールの上を叩いてしまって、サードゴロかと思ったら、三塁手が飛び込んだところで跳ねて抜けてくれました。飛んだところが良かったです。

中島:比呂は走塁がうまくて、練習試合でもノーサインで盗塁を決めたことが何度もありました。1点差に迫った場面も、サインは何も出ていませんでしたが、一走の比呂が「行くぞ」という雰囲気を出していて、捕手が焦って、投球動作に入っていたのに立ち上がってしまったので、ボークがとれました。

――5回で同点に追いつき、流れは川内かと思いましたが、7回に1番・島中(大輔・2年)君にレフトスタンドにソロホームランを打たれて再び突き放されました。

帖佐:あそこは油断していてど真ん中に直球がスーッと入ってしまった失投でした。でもセカンドの比呂がすぐに「大丈夫、逆転できる」と言ってくれたのですぐに気持ちを切り替えることができました。

――8回裏、二死二塁から代打・松永(文斗・2年)君が特大のセンターオーバー三塁打を打って再び同点に追いつきました。

中島:松永は2年生ですが、スイングスピードもパンチ力も、僕たち3年生も及ばないものを持っています。打撃練習でもうちのグラウンドにあるライト側のネットを軽く越えて、家の瓦を割ったこともありました。期待していた打者が一発で決めてくれました。

――直後の9回表は二死から2番・橋本(将太朗・3年)君に二塁打を打たれ、3番・田中(梅里・3年)主将を敬遠し、4番・田中(怜央那・2年)から会心の空振り三振をとりました。

中島:あのライトの打球処理は僕のミスでした。バットの先っぽに当たったのか、変な回転がかかっていて、弱い打球だと思って前に出て行ったら、バウンドしてから急にスピードが速くなってライト線を抜かれて長打にしてしまいました。

帖佐:9回でしたが疲れとかはなかったです。相手は4番でしたが、2球目の高めのボール球をハーフスイングでファール。相手が焦って動揺しているのが分かったので「これはいける」と思いました。その後は遊び球もはさまず、2球連続外角のボールになるスライダーを連続して空振り三振、計算通りの投球ができました。

【次のページ】 シーソーゲームの激闘の末に…

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川内 【高校別データ】

プロフィール

政純一郎
政 純一郎(つかさ・じゅんいちろう)
  • 生年月日 1974年12月18日
  • 出身地 鹿児島市
  • ■ 経歴
    鶴丸高校―同志社大
  • ■ 鹿児島新報で6年間スポーツ担当記者。2004年5月の同社廃刊後、独立
  • ■ 「スポーツかごんまNEWS」を立ち上げ、野球、バスケットボール、陸上、サッカーなど主に鹿児島のスポーツを取材執筆する。2010年4月より奄美新聞鹿児島支局長を兼務
  • ■ 著書に「地域スポーツに夢をのせて」(南方新社)「鹿実野球と久保克之」(同、久保氏と共著)
  • ■ Webでは「高校野球ドットコム」、書籍では「野球小僧」(白夜書房)「ホームラン」(廣済堂出版)「陸上競技マガジン」(ベースボールマガジン)「月刊トレーニングジャーナル」(ブックハウスHD)などに記事を寄稿している。
  • ■ 野球歴は中学から。高校時代は背番号11はもらうも、練習試合に代打で1打席、守備で1イニングの試合経験しかない。現在はマスターズ高校野球のチームに所属し、おじさんたちと甲子園の夢を追いかけている
  • ■ フルマラソンの自己ベスト記録は3時間18分49秒(2010年のいぶすき菜の花マラソンにて)。野球とマラソンと鹿児島をこよなく愛する「走るスポーツ記者」

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