第130回 3年生座談会 県立川内高等学校(鹿児島)「公立でもやれる! 県大会秋春未勝利から4強へ」 vol.12016年10月04日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]手探りの中でスタートした新チーム
[2]春に延長で敗れた相手にリベンジ!
[3]リードされても、夏のベンチには負ける雰囲気はなかった

 夏の鹿児島大会は、史上初の延長15回再試合を戦った樟南鹿児島実、伝統校の頂上決戦が大きな話題となったが、ノーシード県立校の快進撃も印象に残った大会だった。

 中でも川内昨秋今春とこの1年間、県大会未勝利で夏を迎えたが、3回戦で第6シード大島に競り勝ったのを皮切りに、準々決勝では第3シード神村学園にサヨナラ勝ちし、4強入りを果たした。準決勝では第2シード樟南を相手に9回裏、1対3と2点ビハインドから6番・假屋原 立(2年)の2ランが飛び出し、土壇場で同点に追いついた。延長13回まで死闘を繰り広げ、最後は2点差で敗れ決勝進出、甲子園出場は果たせなかったが「公立でもやれる」(中島 夢人主将・3年)を示した。

 チームリーダー中島主将、エース、4番で投打に大活躍だったエース帖佐 竜聖、神村学園戦で貴重なサヨナラタイムリーを放った福永 和摩、3人の3年生に夏の大会を語り合ってもらった。

■座談会メンバー
中島 夢人(なかしま・ゆめと) 主将、1番・右翼手、171センチ、70キロ、樋脇中出身
帖佐 竜聖(ちょうさ・りゅうせい) 4番・投手、177センチ、70キロ、宮之城中出身
福永 和摩(ふくなが・かずま) 3番・外野手、178センチ、72キロ、長島中出身

手探りの中でスタートした新チーム

中島 夢人(県立川内高等学校)

――今年の川内昨秋今春と県大会初戦敗退で、県大会未勝利のまま夏を迎えました。夏を迎える心境はどうだったのでしょう?

中島:僕らの代は1つ上の先輩たちの時から試合に出ているメンバーが多かった。最後の夏に国分中央に負けた試合は2年生が6人スタメンで出ていました。力があると言われていたのに、昨秋は鹿屋中央に2対4、今春は伊集院に4対5、サヨナラ負けで初戦敗退でした。冬場など大変な時期もあったし、自分たちがどれくらいの力を持っているか分からず、何もかも手探りの状態でした。

 川内といえば木佐貫(洋・元巨人、日本ハム)さんらがいて決勝に進んだこともあり、強いイメージがあるのに、夏も鹿屋工に初戦敗退したら「力はあったのに1勝もできなかった代」と言われてしまう。それだけは何としても避けたいというプレッシャーはありました。

帖佐:夏の大会前、体重を維持するのが難しかったです。僕は元々太れない体質で、68キロあった体重を冬場で71キロに増やしましたが、運動するとどうしても体重が落ちてしまう。71キロを維持するために、食べるのがきつかったです。夏の大会は初戦鹿屋工戦の前日は眠れなかったです。鹿屋工は打線が良いので、僕が抑えなきゃ勝てないと思うと緊張して眠れませんでした。

福永:秋も春も初戦敗退だったけど「ここまできたらやるしかない!」という気持ちが強かったです。

【次のページ】 春に延長で敗れた相手にリベンジ!

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第513回 野球を通じて人間を磨く 鹿児島県立枕崎高校(鹿児島)【前編】【野球部訪問】
第448回 鹿児島の2016年を総括!樟南、鹿児島実「2強」健在も、底辺拡大への取り組みも!【大会展望・総括コラム】
第132回 3年生座談会 県立川内高等学校(鹿児島)「夏の準決勝・延長13回の熱戦を終えて」 vol.3【僕らの熱い夏2016】
第131回 3年生座談会 県立川内高等学校(鹿児島)「甲子園常連校との対戦にも、僕たちの野球を」 vol.2【僕らの熱い夏2016】
第344回 【鹿児島抽選会後 展望】鹿児島実筆頭に「6強」がV争いの軸【大会展望・総括コラム】
池田vs川内【2014年 練習試合(交流試合)】
川内 【高校別データ】

プロフィール

政純一郎
政 純一郎(つかさ・じゅんいちろう)
  • 生年月日 1974年12月18日
  • 出身地 鹿児島市
  • ■ 経歴
    鶴丸高校―同志社大
  • ■ 鹿児島新報で6年間スポーツ担当記者。2004年5月の同社廃刊後、独立
  • ■ 「スポーツかごんまNEWS」を立ち上げ、野球、バスケットボール、陸上、サッカーなど主に鹿児島のスポーツを取材執筆する。2010年4月より奄美新聞鹿児島支局長を兼務
  • ■ 著書に「地域スポーツに夢をのせて」(南方新社)「鹿実野球と久保克之」(同、久保氏と共著)
  • ■ Webでは「高校野球ドットコム」、書籍では「野球小僧」(白夜書房)「ホームラン」(廣済堂出版)「陸上競技マガジン」(ベースボールマガジン)「月刊トレーニングジャーナル」(ブックハウスHD)などに記事を寄稿している。
  • ■ 野球歴は中学から。高校時代は背番号11はもらうも、練習試合に代打で1打席、守備で1イニングの試合経験しかない。現在はマスターズ高校野球のチームに所属し、おじさんたちと甲子園の夢を追いかけている
  • ■ フルマラソンの自己ベスト記録は3時間18分49秒(2010年のいぶすき菜の花マラソンにて)。野球とマラソンと鹿児島をこよなく愛する「走るスポーツ記者」

スポーツかごんまNEWS
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム