Column

徳島県立徳島北高等学校(徳島)

2016.07.08


徳島県立徳島北高等学校

悔いも含め良い3年間だったと思える試合をしたい

 徳島県立徳島北高等学校は徳島県徳島市応神町吉成にある学校。野球部は2009年に甲子園出場経験があります。現在の野球部は3年生11人、2年生14人、1年生15人の計40人。放課後は校庭のグラウンドで、他の部活と共有しながら日々練習に励んでいます。特に80メートル走15秒以内を3セットやる練習メニューは、夏の大会に向けてチームを大きく成長させた自慢の練習。新チーム結成時には、徳島北野球部初代主将のOBの方がグラウンドに訪れ、そこから本格的なウエイトトレーニングが始まりました。

 そんな徳島北のウリは、「明るく元気な声・積極的な走塁・テンポの良い守備」の3つ。今年の夏は、チャンスの場面に強い近藤 裕佑選手、長打力がウリの前田 将吾選手、そしてテンポの良いピッチングをする前田 大成選手を軸に大会に挑みます。また、ベンチにいるだけでチームの雰囲気をガラリと変えてくれる松本 光太朗選手のガッツ溢れるプレーにも、チームからの期待が高まります。

徳島県立徳島北高等学校

 主将を務める稲井 雄治選手に春の大会を振り返っていただくと、「冬の練習を乗り越えて迎えた春の大会は、チーム全体のスイングスピードは上がったが、ここ一番での守備と打撃で結果を出すことができず、メンタル面の課題が明らかになりました」と夏までの課題を明らかにし、夏の大会について「3年間の集大成なので、悔いの残らない試合をしたいが、どんなチームもいつかは負けると思うので、その時のために悔いも含め良い3年間だったと思える試合をしたいです!」と、稲井主将は力強く語ってくれました。

このページのトップへ

[page_break:昨夏を超える夏にしたい]

昨夏を超える夏にしたい

徳島県立徳島北高等学校

 ここからは徳島北の副主将・近藤 裕佑選手と、3年生捕手の前田 将吾選手にお話を伺いました!

Q. 夏の大会目前ですね!大会では自分のどんなところに注目してほしいですか?

近藤 裕佑(以下「近藤」):ワクワクしているときの自分を見てほしいです。
前田 将吾(以下「前田」):フルスイングでチームを勢いづけるところに注目してほしい!

Q.全力プレーを楽しみにしています!引退までに対戦したい高校はありますか?

近藤:鳴門と対戦したいです。理由は県内では一番強い高校だけどまだ対戦したことがなく、良い投手も多いからです。
前田:僕も同じです。徳島県で絶対王者と呼ばれる鳴門に、自分たちの力がどこまで通用するのかを試したい。

徳島県立徳島北高等学校

Q. この夏勝ち進んで、その対戦を叶えてくださいね!ところで、お2人は高校野球のどんなところが好きですか?

近藤:チーム全員が一致団結して相手に勝負を挑むところが高校野球の好きなところです。
前田:チームで統一した1つの目標に向けて、全員で頑張るところが好きですね。

Q. 高校野球ならではの魅力ですね。最後に、今年の夏はどんな夏にしたいですか?

近藤:一球入魂!全力でプレーし、昨夏のベスト4という結果を超える夏にしたい!
前田:一戦一戦に後悔が残らないように楽しんで、熱い試合をして1日でも長い夏にします!

 近藤 裕佑選手、前田 将吾選手ありがとうございました!最後の夏を思いっきり楽しんでください!

このページのトップへ

[page_break:真面目な人間が開き直ることができた時は強い]

真面目な人間が開き直ることができた時は強い

住吉 圭吾監督に質問!

徳島県立徳島北高等学校

Q. 夏に向けてどんなチームに作り上げてきましたでしょうか。このチームの強みを教えてください。

 旧チームのレギュラーが2人残ったものの、1からスタートの状態で新チームが始まりました。3年生は人間的にも真面目でお人良しのところがあり、勝負弱い面が随所に見られ、勝負所で引いてしまうというメンタル面の課題が多くありました。しかしながら徐々にチーム全体で雰囲気を下げずに戦う術を身に付けつつあり、バランスのとれたチームに仕上がりつつあります。

Q. 最後に、夏に燃えるチームへ向けてメッセージをお願いします!

 真面目な人間が開き直ることができた時は強い。3年生は最後の夏、チーム力は確実に上がっているので、その自分の力を信じてやりきってもらいたいです。1、2年生はその背景を目に焼き付けてください。

 住吉 圭吾監督、そして徳島北高校野球部の皆様ありがとうございました!夏の活躍を楽しみにしております!


今年も大好評!
【僕らの熱い夏2016 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】日本福祉大附が4点差をはね返して中部大一に逆転勝ち、ベスト8に進出

2024.04.22

【仙台六大学】東北高で4番を打った1年生・佐藤玲磨が決めた!東北工業大が“サヨナラ返し”

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.17

【兵庫】20日にセンバツ準優勝の報徳学園が春初戦!夏の第1シード、第2シードも出揃う予定!

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!