Column

京都府立洛西高等学校(京都)

2016.06.28


集合写真(京都府立洛西高等学校)

目の前の試合を勝ちきる

 京都府立洛西高等学校は、京都府京都市西京区大原野西境谷町一丁目にある学校。野球部は3年生27人、2年生17人、1年生16人の計60人で活動しています。放課後はサッカー部、陸上部、ラグビー部と共用でグラウンドを使用しているため、インフィールドを使って練習。全面を使用した練習は朝に行います。雨の日は、校舎下の駐輪場や格技場、校舎内を使うなど、工夫をして日々練習に励んでいます。冬練習期間の10万本スイングと年明けのトレーニングキャンプは洛西の名物練習で、トレーニングキャンプを終えた時に全員で達成したことを心から喜び、チームにとってとても思い出深いものとなりました。

 主将を務める和田 浩輝選手にチームについて伺うと、「打順に関係なくチャンスを作ることができるバッティング・攻守交替時の全力疾走・グラウンドに響きわたるベンチの大きな声」の3つがチームのウリであると教えてくれました。

 チームのキーマンについて和田主将は、「プレーでチームを引っ張っていき、リーダーシップと守備がウリの中村 翔馬、去年の夏も経験したパワーヒッターの中村 祐士、そして誰よりもバッティングにこだわって練習してきた、田中 柊太郎。この3人がチームのキーマンです。夏の大会では特に中村 翔馬が、勝負どころで流れを自分たちに持って来てくれると期待しています」と、夏の大会で軸となるメンバーを紹介してくれました。

 和田主将は、「春の大会では、公式戦で勝つことの喜びと難しさを感じることができたのは収穫となりましたが、投手陣が力を発揮できず、課題となりました」と春の大会を振り返り、夏の大会へ向けて、「全部全力全員で、目の前の試合を勝ちきることができるような夏にしたいです」と、熱い意気込みを語ってくれました。

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[page_break:3年間培ってきたものを全て出す!]

3年間培ってきたものを全て出す!

京都府立洛西高等学校

 ここからは洛西の副主将・中村 翔馬選手と投手の西村 太選手にお話を伺いました!

Q. 夏の大会では、応援する方々に自分のどんなところを見てもらいたいですか?

中村 翔馬(以下「中村」):自分の持ち味である守備を見てほしいです。あと、全力で元気にプレーしている姿を見てほしいです。
西村 太(以下「西村」):僕は、3年間貫いてきたピッチングスタイルを見てほしいです。自分の力を思う存分発揮するので、注目してください!

Q.楽しみですね。思う存分発揮したい、対戦相手はどこでしょう?

中村:team]大阪桐蔭[/team]と対戦したいです。プロ野球選手を多く輩出し、常に日本一を目指しており、そのプレーを間近で体験したいからです。
西村:乙訓京都八幡です。乙訓は、近隣の公立高校で知っている選手も多く、戦ってみたいからです。京都八幡は、春の大会で悔しい負け方をしたので、その悔しさを晴らしたいので!

Q. 知っている選手がいたら意識しますよね!ところでお2人にとって高校野球の魅力とは?

中村:高校の他クラブよりも注目度が高く、また、試合が終わるまで何が起こるかわからないところかな。
西村:チームメイトと一緒に3年間練習し、試合で勝つことの喜びを味わうことができ、相手チームと真剣勝負ができるところが好きです。

Q. 高校野球ならではですね。最後に、夏の大会へ向けての意気込みをお願いします!

中村:この夏が高校野球の集大成になるので、後悔ができる限り残らないようにして、目の前の1勝をめざし、全員で校歌を歌いたい!
西村:3年間培ってきたものを全て出せるようにし、悔いなく高校野球を終われるようにしたいです!

 中村 翔馬選手、西村 太選手ありがとうございました!最後の夏を思いっきり楽しんでください!

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[page_break:自分たちで声を掛け合って、いい準備をすること]

自分たちで声を掛け合って、いい準備をすること

岸本 馨一郎監督に質問!

京都府立洛西高等学校

Q. 新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきたでしょうか。

 新チームはレギュラーがほとんど入れ替わり、全て基礎からチーム作りをしてきました。新チーム結成後すぐに兵庫県で合宿を行い、戦術やカバーリング等の確認を徹底。投手力が課題であり、打力はもちろんのこと、細かい戦術にこだわって、点を取るパターンを全員で共有することに時間を割いてきました。

 結成当初は、人数が多いことから個々が人任せにして、甘えていたように感じます。組織力を高めるために、個々に役割を与え、練習メニューから日常生活まで、すべてを選手たちが管理・運営してきました。まだまだ、随所に弱さがみられるが、しっかりと仕上げたいと思っています。

Q. 最後に、夏に燃えるチームへ向けてメッセージをお願いします!

 夏の大会の極度のプレッシャーの中で、今まで取り組んできたことを、ごく普通に淡々とできる準備をする。そのためには何が必要かは様々な言葉で伝えた。自分たちで声を掛け合って、いい準備をすること。

 1、2年生は、今の覚悟をもってプレーする3年生の姿をしっかり目に焼き付けておくこと。

 岸本 馨一郎監督、そして洛西高校野球部の皆様ありがとうございました!夏の活躍を楽しみにしております!


今年も大好評!
【僕らの熱い夏2016 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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