Column

大阪府立堺西高等学校(大阪)

2016.06.19


集合写真(大阪府立堺西高等学校)

携わっている人達に恩返しする夏

 大阪府堺市南区桃山台にある堺西高等学校野球部は3年生14人、2年生22人、1年生16人の全52人で活動しています。校庭のグラウンドは、平日は内野しか使えなく、全面を使用した練習ができるのは休日の半日だけ。平日は15時半から18時まで日々練習に励んでおり、四股踏みが堺西の名物練習となっています。

 そのチームを引っ張ていく主将・西川 椋選手はチームのウリについて、「左右のエースがいること・1、2番の機動力・センターの守備範囲の広さ」の3つを挙げました。また、チームの軸となる山本 幸輝選手について、「山本は長打が打てる強打の1番打者で、盗塁もできるチャンスメーカーです。こいつが打てばチームに勢いがでます。」と語り、「また、田中 宏樹も夏に活躍が期待できる選手です。打撃の良い選手で、夏の大会ではここぞというチャンスで打ってくれることを期待しています。」と期待を寄せていました。

 新チームが始まってすぐに行われた練習試合では、大差で負けてしまい自分たちの力の無さに気づいたという西川主将。しかし、春の大会では履正社に4回戦敗退し、「得点と打点の差が大きく、打って点数を取ることができなかった」と、春の大会について振り返ります。

 今年の夏はどんな夏にしたいか伺うと、「今まで自分たちが積み上げてきたことを発揮し、笑って終われる夏にしたいです」と笑顔で語ってくれました。

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[page_break:目の前の試合を全員で全力で戦っていく]

目の前の試合を全員で全力で戦っていく

練習風景(大阪府立堺西高等学校)

 ここからは堺西の副主将のお二人、澤井 優輝選手と田中 宏樹選手にお話を伺います。

Q.夏の大会での自分の見どころを教えてください。

澤井 優輝(以下「澤井」):1球1球の声かけに注目です!
田中 宏樹(以下「田中」):チャンスでの1本、ここぞという球際の守備が本番でできるように日々努力しているので、その頑張りを見てほしい。

Q.発揮できるといいですね!引退までに対戦したい高校はありますか?

澤井:信太と対戦したいです。僕たちが1年の時から今まで4連敗しているので、先輩たちのためにも勝ちたい。

田中:僕も同じです。先輩の代と自分たち公立高大会で負けて悔しい思いをしたので、リベンジしたいです。

練習風景(大阪府立堺西高等学校)

Q. その悔しさは晴らしたいですね。ところで、高校野球のどんなところが好きですか?

澤井:仲間がミスしても仲間のファインプレーでカバーできて支え合うところが好きですね。
田中:高校生活3年間を野球で青春できるところが高校野球の好きなところ!

Q. お二人も最後まで青春してくださいね!それでは最後に、夏の大会に向けての意気込みをお願いします!

澤井:最終的に2年半頑張り続けてよかったと思えるような夏にしたです!
田中:一戦一戦目の前の試合を全員で全力で戦っていきたいです。そして、最後にいい結果が出ていたら良いと思います。

澤井 優輝選手、田中 宏樹選手ありがとうございました!全力で頑張ってください!

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[page_break:「やりきった」と胸を張って言えるくらいの準備を]

「やりきった」と胸を張って言えるくらいの準備を

川上 祐介監督に質問!

練習風景(大阪府立堺西高等学校)

Q. 夏に向けてどんなチーム作りを目指しているのですか?

 とにかく全ての面において、歴代においても未熟であったため、最低限の当たり前のことを、当たり前にできるチーム、また秋の反省を春に活かし、春の反省を夏に活かせるチーム作りを目指しました。強みは、最後まで諦めない雰囲気を作っていけるというところです。

Q. 最後に夏に燃える選手たちへメッセージをお願いします。

 まずは自分たちが「やりきった」と胸を張って言えるくらいの練習(準備)をしてほしい。そして練習の積み重ねで上達してきたという結果を、3年生は1、2年生に示してほしい。3年生の「力」を存分に発揮することを強く望みます。

 川上 祐介監督、堺西高校野球部の皆さんありがとうございました。


今年も大好評!
【僕らの熱い夏2016 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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