鳥取県立鳥取東高等学校(鳥取)
集合写真(県立鳥取東高等学校)
県で一番多く校歌を歌えるよう、一戦必勝で
鳥取県鳥取市立川町五丁目にある鳥取県立鳥取東高等学校は、1932年に甲子園出場経験を持つ高校です。野球部は学校の近くにある野球部専用グランドや室内練習場で練習をしており、冬練習でするアップのダッシュやブルトーザーと呼ばれている、ゴロ捕球体制で塁間を往復する練習が、鳥取東の名物練習となっています。
現在の野球部は3年生10人、2年生12人、1年生8人、全30人で活動。そのチームを支える副主将の前場 裕介選手にチームについて伺いました。
「鳥取東のウリは、チャンスでの連打・バントなどの小技・粘り強さの3つです。キーマンとなる選手は、足を使ったプレーが良く、守備範囲でチームに大きく貢献してくれる坂口 聖弥と、2年生であるが器用な打撃がウリで、どういった場面でもチームを救ってくれる山本 大夢。また、この夏は北川 直人と西村 一輝にも活躍が期待できます。北川はエースで、テンポが良くボールの出し入れがうまい。チームを勝利に導く投球をしてくれると信じています。西村は打撃が良く、チャンスメイクをしてくれる。大会でもここ一番でヒットを打ってくれることに期待できます」
また、新チームがスタートしてからの思い出を伺うと、「年明けの練習で、神社の坂ダッシュを108本したことは思い出深いです。なかなか本数が減らず、みんなとても苦しんでいたことが印象に残っています。あのダッシュに比べれば夏の暑さなんて楽勝ですね」と、辛い練習を乗り切り成長した様子。
春の大会も振り返えると、「春の大会は負けてしまったけど、緊張する大会の中で延長戦を戦ったことが収穫になりました。失策が多かったので、バッテリーを中心とした守備のリズムと内野の守備力が課題です。夏の大会は、自分たちが入学してから一度も夏の大会で校歌を歌っていないので、県で一番多く校歌を歌えるよう、一戦必勝で勝ちあがっていきたいです」と、夏の大会に向けて前場選手は決意を固めていました。
野球人生の集大成
北川直人(県立鳥取東高等学校)
ここからは鳥取東の3年生投手・北川 直人選手と3年生捕手・浦川 尚大選手にお話を伺いました!
Q. 引退までにリベンジしたい高校はありますか?
北川 直人(以下「北川」):あります。僕は鳥取境にリベンジしたいです。
浦川 尚大(以下「浦川」):僕は鳥取西です。県大会でも上位に入ってくるチームで、自分たちの代での対戦成績が五分なので、この夏で勝負を決めたい。
Q.悔いは残したくないですね。大会で注目してほしいプレーはなんですか?
北川:僕の強気な投球とピンチの場面での粘りに注目です!
浦川:チームの軸となる投手陣を引っ張っていく姿を見てほしいです。バッテリーで勝ちにつなげたい!
浦川尚大(県立鳥取東高等学校)
Q. 期待しています!そのような頑張りは、何をモチベーションにしているのでしょうか?高校野球の好きなところは?
北川:前評判通りにならないところですかね。予選からテレビで放映されるほど注目されているところが面白くて好きです。
浦川:プロ野球や少年野球とは違って1球の重みが違うので、その1球のために日々全力で追いかけたり、打ったりするところ!
Q. 今年の夏も全力で追いかけてください!それでは最後に、お二人にとって今年の夏はどんな夏にしたいですか?
北川:これまでみんなにカバーしてもらった分、どんなピンチになっても自分がチームを救って勝ちたいです。また、自分を、そして鳥取東野球部を応援してくださっている方々に感謝と恩返しができるよう、勝っていけるようにしたいです。
浦川:これまでの野球人生で野球を教えてくださった方や親に感謝し、毎日大好きな野球をできる喜びをかみしめながら、野球人生の集大成を見せられる特別な夏にしたい。
勝利は最高のプレゼントになると思います。北川 直人選手、浦川 尚大選手ありがとうございました!
強みは粘り強さと自分たちでチームを育てる主体性
■桐林 一広監督に質問!
Q. 夏の大会に向けて、どのようなチーム作りをしてきましたか?
今年のチームは得点を取ることを意識した総合的な攻撃を重視してきました。春の大会を終えてからは守備の安定化をチーム内で意識高く行っているため、夏に向けて攻守にわたり流れを作るチームカラーを図っています。このチームの強みは粘り強さと自分たちでチームを育てる主体性です。
Q. 粘り強さと主体性ですね。それではそんなチームへ向けて、桐林監督からメッセージをお願いします!
自分を信じ、仲間を信じ、諦めることなく、全てを出し尽くす野球をし、一日でも長くこのチームで野球をしよう。
桐林 一広監督、そして鳥取東高校野球部の皆様ありがとうございました!長い夏にしてください!
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