Column

山口県桜ケ丘高等学校(山口)

2016.06.11


山口県桜ケ丘高等学校集合写真

悔いの残らない最高の集大成に!

 山口県周南市公園区にある山口県桜ケ丘高等学校。野球部は1989年に甲子園出場経験があり、OBには道原 裕幸(元広島東洋カープ)などの野球界で活躍した選手や、プロレスラーの長州力など多数の有名人がいます。現在の野球部は3年生7人、2年生14人、1年生35人の全56人。基本的には校舎外のグラウンドで練習することが多いという桜ケ丘野球部の名物練習は、「アリゾナ走・スピード走・45走」といった走りこみ。冬の練習でもトレーニングやランなどの辛い練習を重ねてきましたが、みんなで励まし合い、夏を目前に心も身体も強くなったと言います。

 主将を務める丸本 翔虎選手にこのチームのセールスポイントを伺うと、「セーフティスクイズなどの機動力が使えるところと、ツボに入ったら連打になるところ、投手陣のテンポのいいピッチンングがこのチームのセールスポイントです」と、チームの特徴について語ってくれました。

 今年の桜ケ丘のキーマンとなるのは、吉岡 永遠松本 翔大村 航太の3人だと丸本主将は言います。「吉岡は守備範囲が広く足があり、ヒットを量産することができます。松本は右へも左へも長打が打て、守備では肩が強いです。この2人のバッティングは、この夏チームに勢いをつけてくれると期待をしています。また、大村は130キロ代のボールをキレ良くコーナーに投げられる縦の変化も良いです。夏の大会では大村のテンポの良い投球で、コーナーに投げ分け守備からリズムを作ってくれることを期待しています。」

 エースである大村選手への期待は、春の大会での成長した姿からだった。
春の大会では、エースの大村が計算できるような投手になったことと、逆転されても諦めなくなったことが収穫でした。しかし、チームのあと一本のヒット、一個のアウトを取る集中力や粘りが課題となりました。」と春の大会を振り返った。

 夏の大会への意気込みを伺うと、「全てを出し切り、悔いの残らない最高の集大成となる、日本で一番熱い夏にしたいです!」と、力強く答えてくれました。

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[page_break:人生で一番熱い夏にしたい!]

人生で一番熱い夏にしたい!

山口県桜ケ丘高等学校

 ここからは桜ケ丘を支える副主将のお二人、松本 翔選手と吉岡 永遠選手にお話を伺いました!

Q. 高校野球ならではの魅力ってなんだと思いますか?

松本 翔(以下「松本」):どの高校の選手も「甲子園」という一つの場所を目標にしているところと、勝負が最後までわからないところだと思います。
吉岡 永遠(以下「吉岡」):僕にとっての魅力は、見ている方々に感動を与えるというところですかね。

Q.高校野球の感動は本当に大きいです。引退までにリベンジをしたい高校はありますか?

松本:はい。南陽工です。1年生大会や新人戦で負けているのでリベンジをしたい。この夏は、今までの借りをしっかり返したいです!

吉岡:僕はリベンジというか、帝京第五と対戦したいです。中学時代のチームメイトがキャプテンをしている高校なので。

Q. この夏に対戦が叶うといいですね。大会では自分のどんなプレーに注目してほしいですか?

松本:声でチームを鼓舞し、最近4番も打たせてもらっているので、4番としての自覚と責任を持ち、チームの中心選手としていい方向に引っ張っていきたいです。なので、僕の大会へ取り組む姿勢を見てほしいです。
吉岡:自分の持ち味である足を活かしたプレーには特に注目でお願いします!

Q. それでは最後に、夏の大会へ向けた意気込みを聞かせてください!

松本:自分たちのできることを悔いのないように出し尽くしたいです。今までお世話になった人たちに最高の恩返しができるように頑張り、人生で一番熱い夏にしたい!
吉岡:新人戦、と、思うような成果が残せていないので、この夏は全てをぶつけ、最高の夏にしたい!と思っています。

 今年は一番熱い夏にしてください!松本 翔選手、吉岡 永遠選手ありがとうございました!

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[page_break:チーム一丸で戦い抜こう!]

チーム一丸で戦い抜こう!

家入 康隆監督に質問!

山口県桜ケ丘高等学校

Q. 新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきたでしょうか。

 新チーム発足後、新3年生は7名という例年に比べると大変少ない人数でのスタートで3年生の役割や責任の負担が大きく、当初はチームとしてうまく機能していませんでした。しかし、練習や試合を重ねていく度に、3年生の自覚とチームを引っ張るんだという強い気持ちが急激な3年生の成長へとつながっているように感じられます。練習試合、公式戦では接戦で負けることが多く、夏までには接戦に強い、1点差でも勝ち切る粘り強いチームを目指します。このチームの強みは、絶対的信頼のおける3年生に、1、2年生の若い力の戦力が融合して、繋がりのあるチームになっていることです。

Q. 最後に、夏に燃えるチームへメッセージをお願いします!

 ここに来て、心身共に成長し著しい3年生。信頼のおける3年生。「信は力なり」最後の夏は、みんなが日頃から大切にしている言葉、「感謝」の気持ちを形にできるようチーム一丸で戦い抜こう!

 家入 康隆監督、そして桜ケ丘高校野球部の皆様ありがとうございました!この夏も全力で戦い抜いてください!


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僕らの熱い夏2016 特設ページ

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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