Column

芝浦工業大学高等学校(東京)

2016.06.04


芝浦工業大学高等学校集合写真

120パーセント出せる最高の夏にする

 芝浦工業大学高等学校は、東京都板橋区にある学校です。埼玉県さいたま市に野球部専用グランドがあり、そこで練習に励んでいます。現在の部員数は3年生6人、2年生4人、1年生6人と全16人。主将の楠 大輝選手に今年のチームのセールスポイントについて伺うと、「初球からのフルスイング・圧倒的なパワー・全力疾走」の3つを挙げてくれました。

 「緩急をつけた投球が持ち味の芝浦工大高のエース、國廣 翔大を軸に、今年の夏は後輩からの信頼が厚い大熊 悠生にも期待が持てます。広角に力強い打球を打ち分けて活躍してくれると信じています。」と楠主将。

 この新チーム結成以降、目標にしていたという秋の都大会出場(試合レポート)を見事に達成。そして冬場は名物のウエイトトレーニングで、上半身と下半身をほぼ毎日交互に鍛えていき、一冬越えて見違えるような体つきになりました。春の大会では、「『走・攻・守』全てにおいて足りていないことがわかりました。」と課題が出たものの、広い球場で大会の雰囲気を味わえたことはチームにとって大きな収穫になったのではないでしょうか。

 最後に楠主将は、「今までやってきたことを120パーセント出せる最高の夏にしたいです!」と、最後の夏の大会へ向けて力強く答えてくれました。

 

このページのトップへ

[page_break:感謝の気持ちを忘れずに一戦必勝で]

感謝の気持ちを忘れずに一戦必勝で

トレーニングには柔軟性も欠かせない(芝浦工業大学高等学校)

 ここからは芝浦工大高の増田 恒輝選手と矢部 泰佑選手、2人の副主将にお話を伺います。

Q. 高校野球の醍醐味とは何でしょうか?

増田 恒輝(以下「増田」):2年半というみんなが平等に与えられた短い期間で甲子園を目指すために毎日練習をして最後に勝てても勝てなくても人生で役に立つ精神を養えるところが好きだし、醍醐味です。
矢部 泰佑(以下「矢部」):そうですね。あと、チーム一丸となって一つの目標に志向できるところも!

Q. あの一体感はなかなか味わえないですよね。一度は対戦してみたい!と思う高校はありますか?

増田:二松学舎大附と対戦してみたいです。大江 竜聖選手と対戦してみたいなぁ~、と。
矢部:二松学舎大附もそうですけど、僕は去年の夏のリベンジ(試合レポート)を果たす為に、もう一度東京実と対戦したいという思いが強いです。

Q. 悔いを残したくないですもんね!夏の大会では、自分のどんなところに注目してほしいですか?

鍛えたパワーをバッティングで発揮!(芝浦工業大学高等学校)

増田:冬の練習でつけたパワーをいかにしてバッティングで発揮できるかに注目です!
矢部:全力で試合に取り組む姿!

Q. 3年生にとっては最後の夏ですからね。どういう夏にしていきたいですか?

増田:今までやってきたことを信じて、悔いの残らない夏にしたいです。そして1試合でも長く監督や総監督、部長さんと一緒に選手全員で戦っていきたいです。
矢部:そうですね。そしてそういった方々へ感謝の気持ちを忘れずに一戦必勝で戦っていきます!

 これは夏に期待ですね!ありがとうございました!

このページのトップへ

[page_break:劣勢でも最後まで諦めない!]

劣勢でも最後まで諦めない!

試合の様子(芝浦工業大学高等学校)

古川 誠監督に質問!

Q. 今年のチームの強みは何ですか?

 攻撃からリズムを作り、試合全体をコントロールできるチームを目指してやってきました。16人という少ない部員ですが、1〜3年生のまとまりがあり、劣勢でも最後まで諦めない事がチームの強みです。

Q. それでは最後に、古川監督からチームへメッセージをお願いします。

 昨年夏から1年間苦しみながら大きく成長してくれました。特に3年生の向上心は素晴らしかったと思います。この夏応援してくださる皆様と一緒に素晴らしい大会にしましょう!

 苦しさを知っているだけに、諦めない姿勢が生まれたんですね。古川監督、みなさん、ありがとうございました!


注目記事
僕らの熱い夏2016 特設ページ

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】日本福祉大附が4点差をはね返して中部大一に逆転勝ち、ベスト8に進出

2024.04.22

【仙台六大学】東北高で4番を打った1年生・佐藤玲磨が決めた!東北工業大が“サヨナラ返し”

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.22

【埼玉】花咲徳栄は伊奈学園と、昌平は正智深谷と初戦で対戦<春季県大会組み合わせ>

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.17

【兵庫】20日にセンバツ準優勝の報徳学園が春初戦!夏の第1シード、第2シードも出揃う予定!

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!