第61回 常勝軍団への第一歩は小さな家族、そして授業への取り組み方から始まる 迫田守昭監督(広島新庄)2020年01月03日

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【目次】
[1]団結力の始まりは寮部屋から
[2]一番大事なのは継続することであり、授業への取り組み方

一番大事なのは継続することであり、授業への取り組み方



ランメニューに取り組む広島新庄の選手たち

 各部屋でサインを教えることで団結力を磨いている広島新庄。決め事として、5分10分程度の短い時間でも毎日サインを確認させている。これは「毎日やることが大事」だと迫田監督が考えて徹底させていることだ。

 「毎日5分、10分でも1年間やれば覚えられるはずだからです。さすがにいっぺんにやっても全部は覚えられないです。ただ忘れてもいいから明日やり直して、覚え直せばいい。そうすれば1年経てば覚えられるはずなので」

 野球と同じで、サインも反復して頭の中にインプットすればいい。その代わり、毎日コツコツ努力して覚えることが迫田監督にとって大事なのだ。そして継続するために必要なものこそ、普段の授業からしっかり聞くことなのだ。

 なぜなら、地道な努力をできる選手は自分を律して生活することが出来るから。そして、少しの量でもコツコツ毎日やれば凄い量になることがわかっているからだ。逆に普段の授業から寝ている、態度が悪い選手は自分に対して甘くなる。だから長続きせず、いっぺんにやってしまう。だから成長速度は遅くなってしまう。

 「急には上手くならないですよ。すぐには成果が出ないので、とにかく続けていくことです。そうすれば3か月、半年後に成果が出ることがわかってくる。そうなってくれれば、あとは楽ですよね」

 チームという大きな枠組みからではなく、小さな枠組みから団結力を強めていき、チームに還元する。こうしてチーム全体の団結力を固めていく。その第一歩が広島新庄であれば寮生活であり、普段の授業態度から始まる。

 こうした小さな積み重ねを疎かにしないからこそ、広島新庄は広島県内で強豪と呼ばれているのであり、迫田守昭監督は毎年常勝軍団を作り上げることが出来るのだろう。

文=編集部


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