目次

[1]女子ソフトボールから得た着想
[2]行動することで増える引き出しの数

 「前回のコラム」では、髙橋 左和明(たかはし・さわあき)監督(九里学園)の原点である仙台育英時代から、アメリカ留学までに得た気付きにフォーカスした。今回は、その後のキャリアと、竹田イズムの上に、築き上げてきた髙橋イズムとは何かを紐解いていきたい。

これまでの連載
これからの時代どんなスキルが必要なのか?髙橋 左和明監督(九里学園)vol.1
仙台育英時代が髙橋監督にどのような影響を与えたのか!?髙橋 左和明監督(九里学園)vol.2
特別編!選手の為の組織・竹田イズムの真髄  髙橋 左和明監督(九里学園)vol.3
日本とは対象的だったアメリカ野球のオンとオフ 髙橋 左和明監督(九里学園)vol.4

女子ソフトボールから得た着想



ノックをする髙橋 左和明監督(九里学園)

 髙橋監督は、女子のソフトボールトレーニングコーチの経験もある。

 「女子の実業団っていっても、レベルは高いです。びっくりしました。むしろ守備なんか僕なんかより全然いいです。当時、太陽誘電という全日本に選ばれた安藤 美佐子さんという方がいて、その人の守備にびっくりしましたね。一応男女なんで体力とか筋肉とか差はありますけど、グラブさばき、物事の考えた方も素晴らしく、感化されましたね。」

 「スピード感がある。ピッチャーも女子でも速いですし、守備ではちょっとファンブルしたら間に合わない。だからこそ基本をものすごく大事にする。野球よりもむしろ一瞬のミスが点数につながる、そういうレベルの高さを知りました」

 この経験から、基本を大事にすることを再認識できたという。この経験も、髙橋監督の「柔軟性」のベースとなる多様な引き出しの一つになっている。

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