Column

東京都市大塩尻高等学校(長野)

2016.02.21

 
 長野県塩尻市にある東京都市大塩尻高等学校。平成21年にそれまでの武蔵工大二高から東京都市大塩尻に名前を変えました。
女子バレーボール部は、春高バレーに2012年に初出場を果たすとそれ以降2016年まで5大会連続で出場。全国3位になった経験もあります。空手道部やサッカー部も全国大会の常連として名が知られています。

 野球部も全国の舞台は経験済み。2011年の第93回全国高等学校野球選手権大会に出場しました。ちなみに、広島東洋カープの菊池 涼介選手は東京都市大塩尻の前身、武蔵工大二高の卒業生です。
昨秋の県大会ではベスト8入り。フリー打撃などの練習がしにくい中、それを逆手に守備の意識を高め、大会を通じてノーエラーという堅守をみせました。さらにこの強みを磨こうと日々練習に励む東京都市大塩尻野球部に、春への意気込みを伺いました。

チーム基本情報を紹介!

東京都市大塩尻高校の原 航大君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!

Q. 部員は何人いますか?

 1年生が男子マネージャー1人含めて30人、2年生が34人。その内男子マネージャーは1人、女子マネージャーが2人います。

Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。

 校庭をサッカー部と半面ずつ使用しています。グラウンドでのフリー打撃などは、制限がありできません。休日の練習試合も禁止されているので、休日は毎回相手校に出向いて試合を行っています。

これは相手探しもたいへんですね。

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[page_break:今年のチームについて]

今年のチームについて

原航大主将(東京都市大塩尻高等学校)

Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。

 まず内野の守備。併殺がとれる守備が出来ます。それと、外野の捕殺率も高いですね。

Q. なるほど、フリー打撃などが出来ない分、守備には自信ありという感じですね。このオフシーズンのチームとしての目標を教えてください。

 全体の意識統一と、個人の能力アップです!

Q. オフシーズンの名物練習はありますか?

 守備練習の量は負けません!冬でもノックは欠かせませんね。あと、室内の網を腕の力で登るというメニューがあります!

Q. そういった練習を乗り越えて、春夏はどんな目標を抱いていますか?

 春季大会は県予選を突破しシードを取ります。夏は甲子園に出場することはもちろんですが、東京都市大塩尻はまだ甲子園で1勝をあげたことがないので、甲子園での勝利も目指していきたいです。

秋の大会を振り返って

Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?

 自分達の実力を知り、チームとしての成長がわかった大会になりました。自信が持てたと同時に、反面、課題が明らかにもなりました。

Q. 県大会ベスト8入り。その原動力は何だったのでしょう?課題についてと合わせて教えてもらってもいいですか?

 内外野の堅守だと思います。外野の捕球率の高さや内野のノーエラーが今回の成績に繋がったと思います。課題は、特に走塁とチームの意識統一だと感じました。

Q. ノーエラーは見事ですね!先輩たちと比べて「ココは負けてないぞ!」というポイントがあれば教えてください。

 全てにおいて負けないと思っています。特に、技術、能力、勝つことへのこだわり、甲子園への気持ちは負けません!

Q. 頼もしいですね!ではチームの中で、秋に活躍した仲間を紹介してください。

 福田 将也。彼は大会で4捕殺を見せてくれました。古幡 浩貴は、県大会出場を決めるサヨナラ打など、好バッティングでチームに貢献しました。そして原 航大。自分ですが、新チームはエース不在だったため、キャッチャーからピッチャーに変更しました。秋は1番を付けて6試合投げ4完投が出来ました。

Q. キャプテン、大活躍じゃないですか!続いて、チームの中で春以降キーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。

 石田 航大は1年の春からベンチ入りしていて、来春はエースとしての復活が期待されています。百瀬 凌太はショートなのですが、先頭打者アーチ、強肩堅守と攻守にわたって期待出来る選手です。外野の五味 優貴は、秋は控えながら、強肩強打が持ち味。春の活躍に期待しています。

Q. さて、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?

 個人の能力アップはもちろん、課題の克服をしてチーム力の向上をしていきたいです。また、基礎体力を上げ、集中力を高めていきたい。
夏に最高の成績を残すためにやれる事は何でも全力で取り組みます。この一冬で、更なるパワーアップを目指します!!

 原主将、ありがとうございました!

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[page_break:指導者が語る!このチームの強み]

 ここからは、東京都市大塩尻小泉 晃大君、福田 将也君の両副主将にお話を伺います!

小泉晃大君(東京都市大塩尻高等学校)

Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?

小泉 晃大(以下「小泉」):負けたら終わりの中での選手達の全力プレーがカッコいいところです。

福田 将也(以下「福田」):小さいころから野球を見ていたからです。

Q. ではこの冬はどんな風に過ごしていきたいですか?

小泉:いつも監督さんが言っているように、個人のレベルを上げて春からのシーズンで試合に勝てるようにしていきたいです。
福田:自分達のダメなところを無くしたり、自分の長所を伸ばしていけるような冬にします!

福田将也君(東京都市大塩尻高等学校)

Q. 野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください。

小泉:「一心不乱」!
福田:「強肩堅守」!

Q. 最後に『自分はここまで成長するぞ!』と、いう熱い宣言と夏までの目標をお願いします。

小泉:秋は試合に出ることが出来なかったので、今年は試合に出て活躍したいです。
福田:長野県ナンバーワンセンターになります!

熱い目標設定ですね!小泉君、福田君、ありがとうございました!

指導者が語る!このチームの強み

新井 孝行監督に質問!

Q. 今年のチームは、どんなテーマを持って作り上げてきたのでしょうか。

 守備で負けないチームとして鍛えてきました。目標は、甲子園出場です!

 守備への意識の高さはチーム内でもきっちり統一されているんですね。新井先生、ありがとうございました!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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