第62回 富山と高岡の商業校対決の構図は続くが、私学の第一対決の新構図も【富山・2018年度版】2018年04月14日

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【目次】
[1]富山と高岡の商業校対決の構図は続くが、私学の第一対決の新構図も
[2]過去の富山県勢の甲子園での記録

富山と高岡の商業校対決の構図は続くが、私学の第一対決の新構図も



今年のセンバツで好投を見せた沢田龍太(富山商)

 富山商高岡商の伝統の両商業校対決という構図。これは富山県の高校野球の特徴的な図式として、戦前の1930年代から続いているものである。いずれも地元密着型の古い公立商業で県内では人気の両校でもある。その対決は、“富山県の早慶戦”とも称せられるくらいだ。事実、白にエンジの高岡商カラーはまさに早稲田型であり、これに対してかつては濃紺に肩口に太いラインの入っていた富山商のユニホームは慶應型だった。もっとも、富山商はその後にデザイン変更されて、現在はブロック体文字で立て襟のついたものとなっている。

 いずれにしても、富山県に野球が伝えられた際に、高岡商は早稲田、富山商は慶應が始動したという背景があった。とはいえ、両校の野球はどちらも公立商業だということもあって、スタイルは似ている。しいて言えば、富山商は本格派の好投手が多く輩出され、高岡商は技巧派の好投手という印象である。

 また、商業高校の宿命として女子生徒が多くなる。そんな中で、伝統を維持して、県内をリードし続けてきているということは、OB含めて、周囲の関係者の努力や尽力もあるということであろう。

 しかし、この富山県を代表する両市の商業校に台頭する存在として、それぞれ第一と名乗る私学が躍進してきた。富山第一高岡第一である。甲子園出場は高岡第一が早く1981(昭和56)年夏に初出場を果たし、2000(平成12)年春には、北信越の補欠校ながら代替え出場を果たしている。

 甲子園出場では後れをとった富山第一だったが、13年夏に悲願の初出場を果たすと、初戦で秋田商を下して、3回戦では木更津総合に8対0で快勝するなどでベスト8に進出。胸に大きく目立つ赤で「1」が入り、それが「Ichiko」の「I」とかけて「TOYAMA」の文字と2段重ねたデザインのユニホームもインパクトがあった。

【次のページ】 過去の富山県勢の甲子園での記録

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