目次

[1]花巻東、盛岡大附の2強が岩手高校野球を引っ張る
[2]2強を追うのは一関学院、専大北上が中心

花巻東、盛岡大附の2強が岩手高校野球を引っ張る


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 プロ野球日本ハムで“二刀流”として大活躍して、2018年のシーズンからメジャーリーグへ進んだ大谷 翔平。その大谷を輩出したのが花巻東だ。近年の東北地区で近年最も著しく勢力構図が変化したのは岩手県ともいえる。その岩手県を引っ張る存在が花巻東である。
 花巻東の母体は花巻商業専門学院で、花巻商時代や谷村学院との併合などを経て、82年に花巻東となった。花巻商時代の64年夏に一度出場していたが、90年に二度目の出場。そして、01年に佐々木洋監督が就任し05年夏、07年夏と立て続けに出場するも初戦敗退が続いていた。ところが、09年に菊池 雄星投手(西武)を擁して春は準優勝、夏もベスト4に進出。これで一躍全国区となった。これを見て入学してきたのが大谷 翔平だったのだ。
 そして09年以降は10年間で春2回、夏は4回の出場を果たしている。大谷自身は12年春にエースで出場して初戦で大阪桐蔭と対戦。藤浪 晋太郎投手から本塁打は放ったものの敗退している。そして夏は、岩手大会で盛岡大附に屈して出場を逃している。

 花巻東とともに現在の岩手高校野球を引っ張る存在の盛岡大附は、08年以降で春3回、夏5回の出場となっている。甲子園の出場実績という点では、むしろ花巻東を凌いでいる。関東地区や関西地区などの県外生も多いが、08年8月から就任した関口清治監督の「気づいて、感じて、動く」という姿勢を徹底させた指導が功を奏しているとも言えよう。