「頑張る選手を近くで見れることが幸せ!」鳥栖商(佐賀)の頑張るマネージャー!
春夏通算2回の[stadium]甲子園[/stadium]出場を誇る佐賀県の鳥栖商野球部。前回の出場は03年の夏だ。その時はベスト8まで進出し、優勝した常総学院に5対1で敗れている。その時以来の甲子園を目指す鳥栖商は今夏一回戦で唐津東と対戦する。今回は、そんな鳥栖商高校野球部を支えるマネージャーにお話を伺った。
頑張っている姿を近くで見れることが幸せ
鳥栖商マネージャー 左から藤中都和さん 鶴野風香さん 吉丸実優さん 溝口麻衣さん
鳥栖商野球部の部員達を支えるのが、溝口麻衣さん(3年生)、吉丸実優さん(2年生)、鶴野風香(1年生)、藤中都和(1年生)の4名である。
マネージャーの仕事は選手のサポートだ。選手が手の回らない仕事や飲み物の準備をするのもマネージャーの仕事だ。
そんな縁の下の力持ち達にマネージャーになったきっかけを伺った。
溝口さんは「三年生10人部員がいるんですけど、そのうちの4人が中学校から一緒で、知ってる人が多くて、その人達や野球部のみんなを支えたいと思ったら、マネージャーが一番と思いマネージャーになりました。」と語る。
吉丸さんは「同じ学校の人はほぼいないんですけど、誘われて、頑張っているところを一番近くで応援してあげたいなぁと思って。」と語る。
3年生の溝口さんの一番印象に残っていることを尋ねると、「なりたいと思った理由でもあるのですけど、やっぱ、誰よりも近くで頑張っている姿を見れることが一番入ってよかったと思っていました。」日々の選手たちの努力が忘れられないようだ。
今年の夏は甲子園へ
洗い物をする鳥栖商マネージャー
溝口さんにとって今年の夏がいよいよ最後の夏となる。チームは、秋の大会で二回戦・多久に6対5で敗れてしまったが、春の大会は一回戦で多久に8対4でリベンジを果たし、勢いに乗りそこからベスト4まで進出。惜しくも佐賀学園に3対2で敗れたものの、夏への手応えを感じる結果となった。
溝口さんは夏の大会に向け、「昔よりも、周りを見れるようになれたんじゃないかなぁと思います。夏は一戦でも多く戦ってほしいです。」と話す。
受け答えもしっかりでき、マネージャーのまとめ役でもある溝口さんのことを1年生の鶴野さんと藤中さんは「周りをよく見ていて、気遣いができ部員に好かれている」と尊敬している。
鳥栖商野球部は、今年こそ甲子園の切符を勝ち取るのか。チームの成長に加えて、マネージャー達の活躍ぶりにも要注目である。
文=編集部