目次

[1]「野球に対する気持ち」は選手顔負け!
[2]将来の夢は歌の道に進むこと!

 現在55人の選手を抱える大所帯・大分工野球部。昨夏、明豊相手に大接戦を演じ、この春の九州地区予選の上位進出候補として期待される。今回は大注目の大分工を支える1名のマネージャーにお話を伺った。

マネージャーになった時からチームの勝利のため動くと決めている!


 55名の部員をたった1人で支えるのは、1年生の鳴海紗香さんだ。

 普段は補食のお米の準備、ボールを数えやノックの際のボール補給、バッティングのタイム計測、倉庫・部室周辺の掃除など全般的に行っている。
 特に食育を大事にする大分工野球部では、鳴海さんが選手全員分のご飯を炊き、補食づくりをしているため日々の仕事量は半端ではない。

 そんな彼女がここだけは他の高校に負けない!と言うのは、「野球に対する気持ち」だ。日頃から野球の事を考えて生活しているという彼女は、選手顔負けの意識の高さを持っている。

 一人で部活を支える中でもやりがいを感じるのは、先生や選手、保護者の方に「ありがとう」と言ってもらえた時。彼女の頑張りを皆見ているからこそ、感謝は絶えない。また選手が活躍した時の嬉しさは、ずっと近くで見てきた分計り知れないものがある。

 マネージャー活動の中で一番楽しい時間は、仕事をしながら選手の練習している姿を見ている時だ。野球がとにかく好きな彼女にとって、練習風景を見られるのは至福の時間だ。

 おすすめのマネージャーグッズは、小さい裁縫セット。ユニフォームのボタンがとれたり、物が破損したりした際にすぐ対処できる必須アイテムだ。何かあったらすぐに対処できる準備を整えるのは、マネージャーだけでなく普段にも対応できそうだ。

 活動の中で心がけているのは、「選手が練習に集中できるようにする」ことだ。あくまで影の存在として部活を支える彼女の思いが伝わってくる。マネージャーあるあるを聞くと、「色々な作業をこなし器用になる」と答えてくれた。1人で全ての業務をこなしてきた鳴海さんには、本当に感心してしまう。

 また思わず選手に胸キュンしてしまう瞬間は、汗を拭う姿を見た時。汗を流しストイックに練習する姿は男女問わずグッとくるものがある。

 夏大会では、7月12日に大分別大興産スタジアムで行われた明豊戦が記憶に残っている。結果としては4対3で負けを喫したが、エース日高 翔太選手が一人で200球近く投げ抜き、強豪校相手に延長戦11回までに持ち込んだ。選手の粘り強さに心を打たれた一戦は忘れられない。

 引退した3年生は「明るく、チームの雰囲気をとても和ませてくれた」と語る彼女。しかし今度は新しい後輩たちに先輩として背中を見せる番だ。日々練習に励むチームの選手に一言お願いすると、「沢山迷惑をかける部分もありますが、皆で甲子園出場という夢を叶えられるように頑張りましょう!」と激励してくれた。

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