第73回 選手たちの笑顔のために!「影の奥の影の存在」を目指す 目白研心マネージャー2018年12月02日

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【目次】
[1]選手との壁を作らず「欠かすことのできない存在」に
[2]どんな時でも笑顔があふれるチームへ

 新宿区にある目白研心高校。中高一貫の高校で野球部には23名の部員が所属している。そんな目白研心高校野球部を支えるマネージャーの活動について迫った。

選手との壁を作らず「欠かすことのできない存在」に



京近朱莉さん

 目白研心の野球部23名の部員を支えているのは2年生のマネージャー・京近朱莉(きょうちかあかり)さん。京近さんの主な仕事は、ジャグの用意にノック時のボール渡し、補助や備品管理、試合中のスコアラ―が中心。そんな京近さんは、練習中のノック渡しが一番楽しい時間だそうだ。
 諦めずに最後までボールを追いかける姿は、京近さんにとっては選手たちが楽しそうに練習しているように見え、自分も楽しくなってしまうと言う。それと同時に選手たちの楽しそうな姿が見られること、そして選手と同じ瞬間を分かち合えることに嬉しさを感じている。

 選手と同じように辛さや楽しさを味わうために最も意識していることは、選手との壁を作らないこと。そのために出来るだけグランドに関わり、どんな時でも大きな声を出すことを心がけている。
 そうすることで、選手にとって嬉しいことがあると自分のことのように嬉しくなって喜ぶことができている。

 ここで選手に京近さんのことを聞いてみると、「決して欠かすことのできない存在」「人一倍声を出してくれるし、辛いときは明るい笑顔と性格でいつも助けられている」というコメントが寄せられた。「今では京近がいないチームは考えられません」とまで言われており、選手からの信頼も厚いことがわかる。

 そんな京近さんは中学時代テニス部に所属。マネージャーになったきっかけは高校受験でくじけそうなとき、テレビで見た高校野球の試合で球児が必死にプレーする姿に感動し勇気をもらったからだ。だからこそ高校野球に少しでも恩返しをしたいと思い、マネージャーになることを決意。現在、京近さん一人でマネージャーとして野球部を支え続けている。

 だが、一人でマネージャーを務めているため相談することができず、悩み事を一人で抱え込んでしまい挫折しかけたこともあった。その時に気づかされたのが、夏まで一緒に活動してきた3年生の存在がどれだけ大きいものだったかということ。3年生の先輩は、一人でマネージャーになった京近さんを時には厳しく指導したが、常に優しく気遣ってくれていた。そんな先輩と接することで高校野球の魅力に引き込まれていったのだ。

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