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 福島県いわき市にある福島県立いわき光洋高等学校。この学校は、規定の制服がなく、私服での登校が認められている学校である。そして野球部は今夏、高校通算48本塁打を誇る園部 佳太選手を軸に創部初の県大会準優勝を果たし、ドラフト5位で千葉ロッテに指名を受け、今年の都市対抗で胴上げ投手となった渡邉 啓太投手の母校でもある。ドットコムでも園部佳太選手のインタビューを紹介しているが、今回はいわき光洋のマネージャーたちを紹介していく。

スーパーマネージャーへの仕事は無限

左から塩井蘭さん、国井穂花さん(いわき光洋)

 現在の部員数30名に対し、マネージャーは2年生の塩井 蘭さん、1年生の國井 穂花さんの2人。

 主な活動内容はジャグづくり、部室掃除、ノック補助、おにぎり作り、アイシング、草刈りを中心に、選手のサポート、部内の美化活動に努めている。塩井さんによると、水道掃除に使う歯ブラシはおススメのグッズ。

 塩井さんは中学時代バレーボール部だったが、お姉さんがいわき光洋野球部でマネージャーをしており、その影響で野球部のマネージャーに憧れて入部を決意した。

「辛いこともありましたが、マネージャーをしていて嬉しいことがたくさんあります。特に、ふとしたときに『ありがとう』や『助かった』など感謝の気持ちを伝えてくれるときが一番嬉しいです」
選手の何気ない気遣いに喜びを感じながら活動する塩井さん。ある時、怪我をした選手が「熱い、熱い」と言いながら、おにぎりを握るのを手伝ってくれた時は、「ありがたかったですし、絶対に一生忘れられないです」と笑顔で当時のエピソードを明かした塩井さん。この1年半の活動は、塩井さんを成長させた。
「1つの物事をいろいろな面から見れるようになりました。自分の成長も実感できて嬉しいです」

 そんな塩井さんが印象に残っている試合の1つがこの夏の福島大会決勝戦。聖光学院との試合だ。春でも決勝で対戦しているいわき光洋。大敗に終わった春と一転して接戦で試合を進めた。終盤、園部選手の適時打で同点に追いつくが、最後、勝ち越され、あと一歩で甲子園を逃した。スタンドに挨拶する選手の表情が忘れられなかった。
「今まで見たいこともないような、悔しそうな、辛そうな、みんなの顔が忘れられません」
頼りになる3年生が引退し、上級生マネージャーとしてチームを支える塩井さん。ある日、渡辺純監督に言われた言葉が一番心に残っている。それは「スーパーマネージャーへの仕事は無限」という言葉だ。「スーパーマネージャー」とは、いわき光洋の歴代の素晴らしいマネージャーにつけられる特別な言葉だ。まさに塩井さんが歴代の「スーパーマネージャー」の仲間入りした瞬間だ。

 活動する上で心掛けているところは「出過ぎず引き過ぎず、目立たないけど役に立つ」サポート。だからこそ、自分のオリジナルで、部員の為を思いながらした仕事に気づいてもらえたときは、特にやりがいを感じるのだと言う。塩井さんが考えるマネージャー像とは?

「マネージャーの存在とは、母・姉・妹・女友達を全て含めた存在だと思っています。選手たちに対していろいろな種類の女性であること。それが理想のマネージャー像でもありますし、私は選手や先生方に頼られて、常に笑顔のマネージャーを目指したいです」とチームメイトにとって精神的な支えになることを目指している。

 最後に、2人から日々練習に励むいわき光洋の選手にメッセージを頂いた。

 「みんなの頑張る姿が大好きです!目標の舞台に立てるまで支え続けます。一緒に最高の景色を見に行きましょう!」

 いわき光洋高校野球部、そしてマネージャーの皆様、ありがとうございました!

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