第46回 地元の希望の光!地域密着型チーム、梼原野球部を支えるマネージャー!2017年10月06日

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【目次】
[1]地元の希望を背負った夏は大切な記憶
[2]中学生時代に見た試合をきっかけに…?

地元の希望を背負った夏は大切な記憶

 「雲の上の町」のキャッチフレーズを持つ、高知県梼原町。過疎化に苦しむこの町に、この夏、大きな希望を与えたのが、梼原高校の野球部だ。町民たちとも密接なつながりを持ち、地域活動などにも参加するこのチームは、99回選手権高知大会を破竹の勢いで決勝まで駆け上がり、「打倒」を掲げた明徳義塾に肉薄。残念ながら敗れたものの、彼らには惜しみない賛辞が贈られた。

 さてそんな梼原のマネージャーは現在、2年生の大野 真那さん、武内 柚樹さん、1年生の田村 紅葉さん、溝渕 紬さんの4名だ。具体的な日々の活動を挙げてもらったところ、飲み物づくり、米炊きに配膳といった昼食の準備、ダッシュなどの笛吹きとタイム測定、ボール渡しに道具の管理、そして接客に至るまで多種多様。広い範囲に渡ってチームのサポートを行っている。

 中でも特徴的な活動は、梼原は寮生が多いため(前チームでは部員約50人中で約40人)、マネージャーが弁当屋さんへの注文・支払いまですべて行うのだとか。冬は積雪が多く、マネージャーも雪かきに参加。また寒い季節はドラム缶で火を焚くので、そこに木などが落ちないように、火の当番をしたりもするそう。幅広い業務にはスマートフォンが必須。前述のお弁当注文やタイム計測、指導者との連絡に利用する。高校野球でも現代的チーム管理だ。

 マネージャーが選手をサポートする際に心がけていることは、「笑顔・気配り・次を考えて行動すること」そして、「厳しさもありつつ優しさもある」ということ。選手たちにとっては、笑顔で癒してくれ、先回りした行動で支え、時には厳しさで上へと導いてくれる、そんな存在である。

 そんな彼女らは、部員や保護者達からありがとうと言われた時、また対外試合の際、他校の監督に褒めてもらえたときに、やりがいやうれしさを感じるという。

 ちなみに、思わず選手に胸キュンする瞬間は、「試合やノックで必死にボールを追いかけている姿」、「重い荷物を持っているとき、さりげなく手伝ってくれる瞬間」だという。気配りをする側のマネージャーが、逆に気遣いをしてもらったときは、心に来るものがあるのだろう。

 マネージャーたちにとって特に思い出に残っているのは、今年の7月26日に行われた選手権高知大会決勝、明徳義塾戦だ(試合レポート)。地元の想いを背に、チームとスタンドが一丸となって強豪に立ち向かったあの日。スタンドでマネージャーも大声を出して応援し、歌い、チームが一つになるのを実感した時間になった。

 その時に共に戦った3年生たちは、マネージャーにとって、あこがれや目標であり、尊敬の対象であり、そしてお兄ちゃん・お姉ちゃんのような、親近感の持てる存在であった。3年生たちがあと一歩のところで成し遂げられなかった夢は、後輩たちが叶えていく。

 そしてマネージャ―から選手たちへ一言!

甲子園目指して頑張ろう!

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