目次

[1]チーム愛は誰にも負けない!
[2]マネージャーも選手と同じ意識で3度目の選抜へ

 1956年に創立した宇部鴻城は、普通科だけでなく機械科、自動車工学科、医療秘書科の学科を持つなど、様々な学びがある学校。

 昨年の秋季中国地区大会では、準決勝にて昨夏の甲子園出場校・創志学園に勝利。決勝では市立呉を13対2で下し、明治神宮大会出場を決めた。そして、2年ぶりの選抜出場を決め勢いが止まらない宇部鴻城。今回はそんなチームの活躍を支えている、3名のマネージャーにお話を伺った。

チーム愛は誰にも負けない!

右から荒武華穂さん、福増さりあさん、繁永友里恵さん(宇部鴻城高等学校)

 選手41人を支えるのは、2年生の福増 さりあさん、荒武 華穂さん、1年生の繁永 友里恵さんのチーム愛が溢れる3人のマネージャー。福増さんがマネージャーになろうと思ったきっかけは、2012年の夏の甲子園だった。先輩マネージャーや選手たちの活躍ぶりに感銘を受け、宇部鴻城のマネージャーになることを決意したと言う。

 どんな時にやりがいを感じるかという問いに対し、「全国制覇をしたくて宇部鴻城に入りました。まだその目標を達成できていないので、やりがいを感じたことはまだありません」と厳しい一言が返ってきた。しかしその裏には、他のチームには負けないチーム愛があった。

「自分たちのチーム愛は誰にも負けません。宇部鴻城へ対する愛は選手以上!監督さんにも負けないくらいの愛情があります!」と語る3人。「野球に集中しやすい環境と、素晴らしい指導者さん、応援してくださる皆さん。また、卒業されてもなおグラウンドに足を運んでくれ、色々と教えてくださる歴代のマネージャーさん。全てにおいて誇らしいです。」と言うように、OBも含め「宇部鴻城」の全てに愛情を注いでいる。

 主な活動内容は、掃除や来客時の接客など、練習がスムーズに行えるような補佐的な活動はもちろんのこと、チームの強化のためにも日々マネージャー活動に力を入れる。そんな日々の活動の中でも、1分1秒全ての時間がマネージャーにとって楽しい時間なのだと話す3人。毎日の頑張りを側で見ているからこそ、試合に勝利したときの喜びは大きい。福増さんは、「試合に勝利したときのみんなの嬉しそうな表情を見れたことが嬉しいです」と、楽しそうに話した。

尾崎公彦監督にランニングタイムを報告するマネジャー(宇部鴻城高等学校)

 活動をする上で心掛けていることは何か伺うと、「一人一人が強く成長してほしいため、甘やかさないようにしている」と話すマネージャーたち。選手がやらなければならない事が出来ていない時に、親切に教えることもできるが、あえてそれをしない。選手自身ができていないという事に気が付かないのなら意味がないため、自分で気づかせてあげるもマネージャーの存在意義なのだと言う。

 「選手が気が付かない時は、『できていないからやっておいてね』などと声を掛けますが、何回言ってもできていないときはそのままにしておきます。すると、指導者に注意をされることが多いのですが、そうすると選手自身が次の時から気を付けるようになる傾向にあるので、わざとそのようにするときもあります」と、選手の性格までも理解をして、人間としての成長もサポートしている。

 3人がオススメするマネージャーグッズは、「笑顔」。どんなに辛く嫌なことがあっても、笑顔でいれば悪い方向に進むことはない。笑顔をマネージャーの最大の武器とし、たっぷりの愛情と笑顔で選手たちを支えていく。

 そんな3人のマネージャーの方から宇部鴻城の選手にメッセージを頂いた。「神宮での負けは、大きな財産だと思います。決して後ろ向きにならずに、全員が前向きに、あの負けがあったからこそ、全国制覇ができたと言えるように、強く逞しく、一回り成長した姿で、選抜大会に挑んでほしいです!」

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