「KYJを心掛け、常に笑顔で!」 千葉県立幕張総合高等学校
千葉県千葉市にある幕張総合高校。2004年からは、県内で唯一の5年一貫の看護師養成教育が開始され、現在は普通科54クラスの他に看護科・看護専攻科の生徒がおり、合計2400名を超えるほどの生徒数を誇っています。
多くの生徒がいる中で、野球部には1年生26名、2年生14名、マネージャー5名が所属しています。今年の千葉大会3回戦では、延長戦の末、惜しくも敗退してしまい、4回戦へと勝ち進むことができませんでした。しかし、新チームで挑んだ秋季大会では、敗者復活戦を勝ち上がり、その後も勝利を続け千葉県ベスト16入りを果たしました。諦めずに試合に挑む姿が、以前のチームからも、そして今のチームからも感じる幕張総合。そんな選手たちの日々の練習に欠かすことのできない5名のマネージャーの方に、普段から心掛けていることや、思い出に残っている試合について伺いました。
心掛けることは、KYJ!
幕張総合野球部の5名のマネージャー
2年生の井上 梨里さん、櫻井 梨恵乃さん、1年生の川口 玲奈さん、三枝 えみさん、佐藤 葵さんの5人が、40人の幕張総合野球部を支えるマネージャー活動を行っています。
呼ばれてからの返事と行動の速さ、そして声の大きさが幕張総合マネージャーならではの強みと話す5人のマネージャーは、ジャグ作り、ネット補修、バッティングトス、ボール磨き、おにぎり作り、打率表の作成、その他たくさんの作業を日々行っています。
様々な活動を行う中で、心掛けていることを伺うと、「K(確認)Y(予測)J(準備)と、常に笑顔を絶やさないことです!」という答えが返ってきました。
記録を付けるマネージャー(幕張総合)
そんな、常に笑顔を絶やさずに選手を支える幕張総合マネージャーの思い出に残っている試合を伺ってみました。すると、
初回から2点を先制し勢いに乗ることができ、7対0の7回コールドで勝つことができた、秋季大会2回戦の安房拓心戦(9月19日・[stadium]船橋市民球場[/stadium])を挙げてくれました。
「新チームになってから、初のコールド試合で勝利を収めたことが印象に残っています」
また、夏の大会の思い出としては、歴史的な記録を残した夏の千葉大会3回戦の旭農業戦(7月18日・[stadium]長生の森野球場[/stadium])を挙げてくれました。
神保 航介投手が延長13回まで投げきり、23奪三振を記録、48年ぶりの歴史的快挙を挙げたというこの試合。延長戦を制すことはできなかったものの、エースの頑張る姿が、マネージャーにとって記憶に残る試合となったようです。
では、最後に、そんな幕張総合マネージャーの方から、日々練習に励む選手に一言いただきました!
「今後、辛い練習もあると思いますが、自分達の目標に向かって頑張って下さい!」
精神的支柱となってくれるマネージャーのみんな
タイムを計るマネージャー(幕張総合)
そして、ここからはマネージャー歴1年半の2年生・井上 梨里さんに更にお話を伺いました!
中学の時は美術部に所属していたものの、元々野球が好きで、選手のサポートをしたいと思ったことからマネージャーになったという井上さん。マネージャーになり日々活動していく中で、生活リズムが改善され、社会のルールを学ぶことができたと語ってくれました。得るものが多いマネージャー生活が伺えます。
いつでも笑顔を絶やさないマネージャーになりたいという井上さん。暑い中、長時間草むしりをしている時に辛いと思うこともあったそうですが、そんな辛いことがある一方、選手や監督、保護者の方々からお礼を言われたときに、やりがいを感じると教えてくれました。また、1番近くで選手の活躍を見ることができるのが、マネージャーをしていて嬉しいことのようです。
選手たちのケアをするマネージャー(幕張総合)
学びや、嬉しいこと、辛いことなど、たくさんの経験をすることができるマネージャーという存在ですが、井上さん自身が考えるマネージャーとは?
「それは、縁の下の力持ちです!!」
一方、40人の選手にとって、マネージャーがどのような存在なのかを伺ってみると、「チームのお母さん的存在で、なくてはならない精神的支柱です。」との答えが。そして、「マネージャーと共に春・夏勝ち抜きます!」という力強い言葉をいただきました!
幕張総合の皆さん、ありがとうございました!
45名で一緒に練習に励み、そして試合の中で多くの笑顔が生まれることを楽しみにしています!