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 1月28日、第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)の出場32校が決定。昨秋東京都大会を制した國學院久我山が11年ぶり4回目の出場を決めた。

 昨秋の戦いぶりは見事だった。準決勝では強豪・日大三を相手に14対3の5回コールドで破り、東京の高校野球ファンを驚かせた。決勝戦ではともにセンバツに出場する二松学舎大附の好左腕・布施 東海投手(2年)を前に打ちあぐねるも、9回裏に3点を奪う逆転サヨナラ劇で37年ぶりに秋の東京制覇を果たした。

 そして昨年11月にはイチロー氏が同校を訪れ指導を行ったことでも話題となった。センバツの舞台でも躍進が期待されるチームのひとつに挙げられている。

 その國學院久我山で注目は、リードオフマンを務めた齋藤 誠賢外野手(2年)。一学年上の代から主力として活躍し、今チームでは不動の1番としてチームを牽引してきた。

 昨秋の日大三との準決勝。都内屈指の好右腕・矢後 和也投手(2年)を擁する日大三投手陣から4打数4安打3打点の大暴れを見せた。第4打席には左中間を割る当たりに快足を飛ばし適時三塁打にした。都大会ではチームトップの打率.545(22打数12安打)を記録。準々決勝の帝京戦では強肩も光り、走攻守で強烈なインパクトを残した。

 齋藤は中学時代、関東ボーイズリーグの強豪・東都京葉ボーイズ(千葉)でプレーした。「走る、投げる、捕るはトップレベルの選手だったと思います。バッティングに関しては、広角に打てるし柔らかくバットコントロールができるので、『良いバッター』でした」と中学時代の恩師である関口勝己監督は振り返った。

 齋藤が1番バッターとしてヒットで出塁し、二盗、三盗でそのまま点が入るというのが得点パターンの一つだった。「常にヒットを打っているイメージで、秋の東日本大会では6割ぐらい打っていました」。

 そして、「少し変わっているというか、宇宙人っぽい性格でした。何を考えているかわからない、喋っていてもかみ合わないというか…(笑い)」と彼の超人的な性格も印象的だった。しかし「そういう選手が活躍できるのかなと。物おじしないようですし。対戦してもつかめないと思います」。都内屈指の強豪校に行っても「通用する」と確信していた。

 東都京葉ボーイズからは同期の大阪桐蔭でクリーンアップを務める海老根 優大外野手(2年)、1学年下の池口 奏内野手(1年=日大三島)らが今春センバツへ出場を決めている。センバツの舞台に立つ教え子の姿には「齋藤はおそらく1番バッターで行くのかなと思っているので、甲子園でもリードオフマンとして出塁して、走って、守備の面でも球際が強いので、そういう活躍をしてくれるのかなと期待しています」と甲子園球場を駆け回る姿を心待ちにしている。

(記事=編集部)


東都京葉ボーイズ・関口勝己監督

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