中日ドラゴンズの主将に就任して、3年目のシーズンを迎える高橋 周平選手。プロ7年目の2018年に128試合に出場して初の規定打席到達を果たすと、2019年はベストナイン、ゴールデングラブを獲得。さらに昨年は自身初の打率3割台を記録し、中日ドラゴンズの「顔」として今年は更なる活躍が求められる。

 そんな高橋選手は、中学時代の3年間を神奈川県の強豪・湘南ボーイズ(湘南クラブ)で過ごした。8歳年上の兄が同チームに所属していた流れで、高橋選手も入団することになったが、チームを率いて20年になる田代 栄次監督は「当時は特別な選手ではなかった」と懐かしむ。

 「広範囲から選手が集まるようになりましたが、その中で周平は本当に地元の子。練習にも歩いてに来れますし、少年野球も僕の出身チームと同じなんです。うちが実績を残し始めたから入団したのではなく、一番身近にある野球チームだから入団したという感じだと思います。小さい頃から見ていた近所の子がチームに入団してきたという感じで、当時は特別な選手になるだろうという感じもなかったですね」

 中学時代の高橋選手はバットに当てる感覚に秀でた選手だったが、決して体は大きな方ではなく運動神経の良いタイプでもなかった。小さな頃からずっと野球に慣れ親しみ、努力を重ねる中で地道に成長してきたと田代監督は振り返る。

 「本当に練習する子で、毎日学校に行く前の朝練を三年間しっかり続けました。また中学野球を引退してから高校入学までの間に、背がすごく伸びたんです。その期間で10センチ近く伸びて、あれが彼の中で変わったタイミングでした。あとは高校でも、自由に打たせてもらったことも大きかったと思います」

 中学を卒業後、東海大甲府では高校通算71本塁打を放つスラッガーとして活躍し、2011年のドラフト会議で中日ドラゴンズに1位で入団。現在は、かつて立浪氏が背負った背番号3を継承し、次世代のミスタードラゴンズ道を突き進んでいる。

 「プロ野球を代表する選手になって欲しい」という田代監督の期待も背負い、2021年はどんな活躍を見せるのか見逃せない。

(記事=栗崎 祐太朗)


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