最後の夏でアピールに成功。プロ入りへ



高校時代の湯浅 大(健大高崎)

 打撃の伸びしろがあるかもしれない。そう評価されるようになったのは最後の夏の大会だ。選抜では怪我で出場ができず、夏場にかけて打撃面が成長。特に準決勝・東農大二戦が最も活躍した試合だった。相手の東農大二も立教大で活躍する遊撃手・寺嶋優磨など好選手が多く揃い、スカウトも多く詰めかけた。この試合で3打数2安打2打点の活躍。こうした夏の活躍を担当スカウトの吉武真太郎氏や、当時のスカウト部長だった岡崎郁氏が高く評価し、プロ入りにつながった。

 そして巨人から8位指名を受け、プロ入り。高卒3年目に開幕一軍入りを果たし、開幕戦に出場。開幕戦でバントを決めた瞬間はテレビで見ていたという。
「バントの瞬間は盛り上がりました。ただその後は駄目でしたね。まだ3年目なので、這い上がってほしいです」と語る青柳監督。

 多くの球団が視察して評価する選手ほど主力になりやすい。ただ1球団の担当スカウトだけがその選手の光る部分を見出し、ずっと追いかけて、指名にこぎつけて、さらには一軍にも出場するのは、スカウト冥利に尽きる話だろう。そして湯浅は高校3年間で唯一のアピールの場所になりそうだった選抜を怪我で出場できなかった選手である。こういう経験があったからこそ今の活躍につながっているかもしれない。

 日本シリーズでベンチ入りする26名は有名無名問わず、担当スカウトの強い推薦でプロ入りし、本人の努力、アピールでベンチ入りを勝ち取ったものだ。湯浅がベンチ入りすれば、シーズン終盤のような守備固め、代走となるだろう。ぜひ湯浅の出場時には熱い声援を送ってほしい。

(記事=河嶋 宗一




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