第64回 野球が終わっても「腰が低いし笑顔が似合う」と言われてほしい 恩師が語る野村祐輔(広陵)の高校時代2019年06月01日

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【目次】
[1]「あの先輩」がブルペンに来ると中井監督に……
[2]節目節目であいさつができる「人として」育ってほしい

節目節目であいさつができる「人として」育ってほしい



野村祐輔の恩師である中井哲之監督(広陵)

 高校で最も印象深いのはやはり逆転満塁ホームランで負けた3年夏の甲子園、佐賀北(佐賀)との決勝戦後。宿舎では野村だけでなく、みんな泣いていました。あとで聞いたら「監督さんが僕らの気持ちを代弁して、僕らを守ってくれたうれし涙でした」とは言ってくれましたけど。 僕は彼らに「正しいか、正しくないか」という躾(しつけ)はしてきましたし、僕自身もそうしてきましたけど、そんなこともあって嬉しかったんだと思っています。

 でも、僕らにとっては普通なんですよ。「親父が泣けば子どもが泣く、子どもが泣けば親父が泣く」というのは。広陵はずっとこのスタイルなので。

 それと野村は有原(航平・北海道日本ハムファイターズ)もそうなんですが、彼は節目節目で広陵まで来てあいさつをしてくれる。そんな彼ですから。僕は今も日々自分に厳しく頑張っていると思います。

 だからこれは誰にでも言っていることなんですが、野村にはこれからも「人として」育ってほしい。いつかプロ野球選手としての時間は終わるわけですし、「野村さんは野球が終わっても腰が低いし笑顔が似合う」と言われてほしいですね

(取材・文=寺下 友徳

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野村 祐輔(広陵) 【選手名鑑】
広陵 【高校別データ】
広陵 【高校別データ】
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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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