目次

[1]2000年台に訪れた東海大学の二つの黄金期
[2]2000年以降に輩出した東海大学出身のプロ野球選手を一挙紹介

 東海大学野球部と言えば、読売巨人軍の監督に復帰した原辰徳監督と、その甥っ子であり巨人軍のエースもある菅野智之が象徴的な存在となっているが、その他のOBを見渡しても、多士済々な顔ぶれが並ぶ。今回はその中で、2000年以降に卒業したOBの顔ぶれから、歴史とつながりを見ていきたい。

2000年台に訪れた東海大学の二つの黄金期


 2000年以降の東海大学野球部の歴史は、大きく二つに分けられる。
 一つ目は、2001年の第50回全日本大学野球選手権優勝を経験した世代の選手たちだ。この時には、後にプロ入りは果たす平野恵一(元オリックスなど)、小田嶋正邦(元横浜など)の2名が主力としてチームを牽引しており、その1学年下には、エース・久保裕也(元読売ジャイアンツ)が君臨していた。

 この第50回全日本大学野球選手権優勝を経験した選手の中からは、6名が後にプロの世界へ進むこととなる。まさに一時代を築いたと言える期間であった。

 二つ目は2010年以降の5年間だ。
 きっかけとなったのは、2010年の第59回全日本大学野球選手権大会で、今や日本のエースとなった菅野 智之(読売ジャイアンツ)が大ブレイクを果たしたところからだ。

 当時のチームは、伊志嶺翔大(千葉ロッテマリーンズ)が主将としてチームをまとめ、菅野の他にも、田中 広輔(広島東洋カープ)や伏見 寅威(オリックスバファローズ)、坂口 真規(元読売ジャイアンツ)に赤間 謙(横浜DeNA)など、後にプロ入りを果たす選手が7名も集っていた。
 全国制覇こそ果たせなかったが、2季連続での全国準優勝は立派と言うほかない。

 そしてその4年後の2014年、菅野や田中の背中を見てきた世代の選手たちが、当時の横井人輝監督の悲願であった日本一を遂に果たす。
 当時のオーダーには、大城卓三(読売ジャイアンツ)に田中 俊太(読売ジャイアンツ)、そして今シーズンに支配下登録を勝ち取った渡辺 勝(中日ドラゴンズ)などの、次世代のスター候補生たちが並び、投手陣も中川 皓太(読売ジャイアンツ)、吉田侑樹(日本ハムファイターズ)と、後にプロ入りを果たす2名の投手を擁していた。

 この2010年から2015年までの5年間で、プロ野球の世界に進んだ選手は実に12名にも達する。これはひとえに、東海大学野球部前監督の横井人輝氏の功績と言えるだろう。

 プロ野球選手以外でも、2010年世代の伊志嶺翔大の同期には、2018年に東海大相模の野球部部長に就任した長谷川将也部長もいる。
 選手だけに止まらず、今後は名指導者が生まれる期待も高い。