広陵(広島)編「今夏、中村 奨成を擁して準優勝を果たした広陵のつながり!」
左から野村祐輔、小林誠司
広島広陵つながりその2。今回は中村 奨成を擁し、今夏準優勝を果たした広島広陵に迫りたい。
今夏はスーパーキャッチャー・中村 奨成を擁し準優勝を果たした
今夏、広島広陵は甲子園で準優勝を果たした。その中心に存在したのは、走攻守三拍子揃ったスーパーキャッチャー・中村 奨成。彼の活躍なしに、準優勝は語れないだろう。1大会最多本塁打記録となる6本の本塁打に加え、強肩を生かした守備で高校野球ファンを魅了した。
平元 銀次郎・山本 雅也の両左腕の好投も光った。初戦から強豪校との対戦が続いた。得点は許すが、試合には負けない。強豪打線に向かっていく投手陣も見事であった。それに加えて、広島広陵伝統の堅い守備と大量得点を生み出す打線は強力であった。
初戦の中京大中京には、中村 奨成の2本塁打などで打撃戦を制すと波に乗った。2回戦では優勝候補の秀岳館に6対1と快勝。3回戦の聖光学院戦では中村 奨成の決勝本塁打で勝利。準々決勝では投手陣が好投を見せ、ベスト4入り。準決勝の天理戦では1大会最多記録を更新する5本目、6本目の本塁打を記録。決勝では花咲徳栄に敗れたものの、中村 奨成の活躍をはじめ、広島広陵の躍進は非常に目を見張るものであった。そして、国体にも出場した広島広陵は10月9日、大阪桐蔭を破り、初優勝を決めた。
これまで多くのプロ選手を輩出してきた伝統校・広島広陵。阪神タイガースで監督を務める金本 知憲や、天才的な右打ちを駆使して活躍した二岡 智宏などをはじめ、現在、広島カープのエース格として活躍している野村 祐輔や、巨人・侍JAPANで正捕手を務める小林 誠司なども広島広陵出身だ。プロの世界でも活躍するOBを持ちながら、今年のドラフト候補として中村 奨成にも期待がかかる。どの球団が中村を指名するか注目だ。
近年の卒業生
■2004年卒
・西村 健太朗(読売ジャイアンツ)
・白濱 裕太(広島東洋カープ)
■2005年卒
・上本 博紀(早稲田大学-阪神タイガース)
■2006年卒
・藤川 俊介(近畿大学-阪神タイガース)
■2007年卒
・吉川 光夫(北海道日本ハムファイターズ-読売ジャイアンツ)
■2008年卒
・土生 翔平(早稲田大学-広島東洋カープ)
・野村 祐輔(明治大学-広島東洋カープ)
・小林 誠司(同志社大学–日本生命-読売ジャイアンツ)
・櫟浦 大亮(関西学院大学–ワイテック-愛媛マンダリンパイレーツ)
■2009年卒
・上本 崇司(明治大学-広島東洋カープ)
・中田 廉(広島東洋カープ)
■2011年卒
・福田 周平(明治大学–NTT東日本)
・有原 航平(早稲田大学-北海道日本ハムファイターズ)
■2012年卒
・丸子 達也(早稲田大学-JR東日本)
・上原 健太(明治大学-北海道日本ハム)
・吉持 亮汰(大阪商業大学-東北楽天)
■2013年卒
・佐野 恵太(明治大学-横浜DeNA)
■2014年卒
・下石 涼太(東海大学)
■2015年卒
広陵 吉川雄大(東海大)
■2016年卒
前本武蔵(近畿大)
喜多 真吾(明治大)
工 遼汰(大阪商業大)
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