県立津幡高等学校(石川)
石川県河北郡津幡町にある県立津幡高等学校は、進路に合わせ高く専門性のある科目を選択できる総合学科とともにスポーツ健康科学科が置かれ、県内のスポーツレベルを現役、卒業生、教職員などみんなで押し上げています。
特に柔道部の強豪として知られており、今年の3月に行われた全国大会にも出場を果たしています。
OBには北京オリンピック男子柔道73kg級日本代表で、現在の男子日本代表ナショナルコーチを務めている金丸 雄介さんがいます。
野球部は2013年の秋、石川県大会を制し、北信越大会に駒を進めました。以降、なかなか結果が出ず厳しい戦いが続いていましたが、今年の春季大会では春夏通算28回甲子園出場の星稜に昨秋のリベンジを果たし、ベスト8まで進出。夏に向けて右肩上がりの成長を遂げています。
そんな津幡野球部を、副主将の三池 克弥君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
三池 克弥副主将(県立津幡高等学校)
■ 津幡の三池 克弥君(学年:3年/役職:副主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が17人、2年生が10人、3年生が6人の合計33人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
15時30分から20時30分までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
サッカー部と共用のスペースです。グラウンドは黒土ではなく、実はバックネットも穴だらけです!
おっと!ネットは5時間の練習の合間に、是非直してください(笑)。
今年のチームについて
打撃練習の様子(県立津幡高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「打ちだしたら、止まらない打線」「雰囲気良く戦える」「選手間の信頼関係が強い」この3つは自慢できます!
Q. 気持ち良くプレーできるチームですね!夏へ向けてどんなことを課題において取り組んでいますか?
チャンスで1本が打てるように、ピンチでしっかりと守れるように心がけています。
以前と比べ、ピンチで落ち着いて守れるようにもなってきました!
Q. 雰囲気の良さのたまものですね。春季大会を終えて、チームとして気付きなどはありましたか?
春季大会は1試合1試合が接戦でした。自分たちはしっかりアウトを1つずつ取り、チーム一丸で戦うチームだとわかりました!
全員でしっかりと守りきって、自分たちの力をしっかり発揮できたから勝利につながったと思います。最後まであきらめず、チーム一丸となったことも一因だと信じています。
自信になりましたが、しっかり気持ちを切り替えて次の一戦をがんばりたいと思います!
Q. 浮かれたところは皆無ですね!夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
自分たちの目標である甲子園出場を目指して日々練習しています。この目標をぶらすこと無く、1日1日を過ごしていきたいです!
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!
長田 樹と寺地 良太です。
長田は、守備は外野で、守備範囲が広く、外野から声を良くかけてくれます。攻撃では一番打者で、出塁率が高く、頼りになります!
寺地は投手。サウスポーで右打者のインコースへのストレートとスライダーが武器です。最近はとても安定感が増し、信頼できます!
キーマンの活躍がさらにチームの雰囲気を良くしてくれそうですね!ありがとうございました!
福島 健也(県立津幡高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
福島 健也(以下「福島」):うまい選手が多いチームが必ずしも勝つとは限らないこと!
喜多 玲也(以下「喜多」):チームがひとつになった時や、勝った時が楽しいです!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
福島:ランナー付きノックです!
喜多:バッティングです!
Q. では、キツいと感じる練習は何ですか?
福島:トレーナーの方に指導してもらうトレーニングです。
喜多:しっかり指導してもらうので、キツくなりますね。
喜多 玲也(県立津幡高等学校)
Q. その分、成果もしっかり出ているのではないでしょうか?さて、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
福島:石川金沢高校です。打線も良く、投手も良いので対戦してみたいです!
喜多:自分は小松大谷です。去年シード決め大会で負けているので、リベンジしたいです!
Q. 一番好きな応援歌は何ですか?
福島:「ルパン三世」です!
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
福島:「強い奴が勝つんじゃない。勝った奴が強いんだ!」
喜多:「何事も全力!!」
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■北橋 義仁監督に質問!
Q. 新チーム発足以来、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
うちのチームには、中学時代から注目されていた選手がいませんが、それでも勝てるのが高校野球だと話をしてきました。
まずは自分たちで目標を設定させ、自分たちで決めたものはブレずにやることを約束しました。練習においても、やらされる練習から自分たちでやる練習に変えるため、メニューも選手と相談して決めてきました。
特別なことは何もしていませんが、チーム全員の心が本当に気持ち良く、一つになることを、そしてそれを結果につなげることをめざしています。
選手たちの表情からも、気持ちの良い心がひしひしと伝わってきました!ありがとうございました!