東海大学付属第五高等学校(福岡)
福岡県宗像市にある東海大学付属第五高等学校は、サッカーの名門校として多数のサッカー選手を輩出した他、柔道も盛ん。アトランタオリンピック男子柔道で各階級の代表となりメダルを獲得した中村 佳央、行成、兼三(行成=銀、兼三=金)の『中村三兄弟』もOBです。また、俳優の光石 研さんの出身校でもあります!
野球部も話題性のある野球人を輩出しております。実父が宗像大社の神主で、2000年から2003年まで日本ハムファイターズでプレーし、引退後は父親と同じく神主に転じた神島 崇選手や、楽天など3球団でコーチを務め、岩隈 久志投手(2014年インタビュー、2013年インタビュー)の義理の父親にあたる広橋 公寿氏など4人のプロ野球選手がいます。
また、これまでの歴史を振り返ると、1985年のセンバツ大会に出場。今年のチームは春季大会で4回戦に進出したものの、この大会で準優勝した飯塚に8対3で敗退。しかしその後行われた福岡中央地区高校野球大会ではベスト4入りを果たすなど、着実に力を蓄えています。ひたむきに挑戦を続けるチームを、主将の岡本 駿君に紹介していただきます!
チームの基本情報
■ 東海大五の岡本 駿君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が26人、2年生が42人、3年生が41人の合計109人です!
Q. 2、3年生が多いですね!平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時30分から20時までです!
Q. では、練習のグラウンド環境を教えてください。
学校敷地内に野球部専用グランドがあります。雨天練習場とサブグラウンドもあるんです!
これは何とも恵まれていますね!
今年のチームについて
岡本 駿主将にお聞きしました!
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。
「学年を超えたチームワーク」「何事も上級生が率先して取り組むこと」「学校生活において全生徒の模範となり、行事などを牽引していること」の3つです!
Q. 常に背中で引っ張っているのですね!現在、夏へ向けてどのようなことを課題に練習に取り組んでいますか?
春季大会で飯塚高校に敗戦したのですが、バットを振る力、スイングスピードに大きな差を感じました。今はとにかくバットを振って、振り負けない力強いスイングを手にすべく取り組んでいます。
Q. 明確な目的があるのは良いですね!その春季大会で収穫などはありましたか?
グランド整備、道具の準備等もすべて最上級生である3年生が先頭に立って行うようになりました。3年生の心の成長がチームの成長だと感じています。
Q. 夏に懸ける3年生の思いを強く感じます!福岡県は強豪校が多いですが、優勝するために重点を置いて練習していることはありますか?
「必死に」「ひたむきに」日々の練習に打ち込み、ここ一番で力が発揮できる気持ちづくりをしています。また、選手権大会独特のプレッシャーに打ち勝つために、日常の練習から自分にプレッシャーを与え、皆で叱咤激励し合いながら取り組んできました!
Q. お互いに高め合っているのですね。では、東海大五にとって甲子園はどんな存在ですか?
一言でいうなら「夢舞台」ですね。この夢を現実に…「夢現実」にすべく日々の努力を惜しまないことで道は開けてくると思っています。
Q. 夢現実!それを果たす夏の大会を迎えるにあたって、今どんな気持ちですか?
僕たち3年生にとっては最後の夏。少しでも長く野球ができるように、「一日一生」という気持ちで頑張っています!あとは、杉山監督を胴上げすることしか考えていません!
熱い夏にしてください!ありがとうございます!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]ここからは松岡 巧三君と千々谷 克彦君の副主将2人にもお話を伺います!
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
松岡 巧三(以下「松岡」):高校野球にしかない緊張感、他のステージでは味わえないような独特な雰囲気が好きです。また、人間的成長が望めるところも魅力ですね!
千々谷 克彦(以下「千々谷」):人々に感動を与えることができるところです。我々高校生ができることは全力でプレーすること。その全力プレーこそが人々に感動を与えることができると考えています。
Q. 2人ともしっかりとした考えをお持ちですね!番好きな練習は何ですか?
松岡:バッティング練習です。自主練習では毎日雨天練習場で打ち込んでいます。
千々谷:素振りです!
Q. 毎日かかさず励んでいるとは!では、キツイと感じる練習は何ですか?
松岡:トレーニング&ランニングのメニューです。本当に苦しかったですね。
Q. では、引退までにこの高校と対戦してみたいという学校はどこですか?
松岡:大阪桐蔭です。同じ福岡県出身の選手も多いですし、甲子園を制するチームとどこが違うのか肌で感じてみたいです!
千々谷:特にはありませんね。どんな相手でもやることは同じ。常に挑戦者の気持ちで臨みます!
Q. 力強い!一番好きな応援歌は何ですか?
松岡:「バーモス」という東海大五の運動部共通の応援歌です!
千々谷:「アフリカンシンフォニー」です!
Q. 運動部共通ならば、応援に来たみんなで歌えますね!それでは最後に、お2人が野球をする上でモットーにしている、好きな言葉は何ですか?
松岡:今年のスローガンである「挑戦!!」です!
千々谷:「ひたむきな努力は必ず実を結ぶ」です!!
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■杉山 繁俊監督に質問!
Q. 選手達の夏に懸ける思いが伝わってきました!新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
新チーム結成直後「挑戦」というスローガンを掲げました。何事にもまず「挑戦」してみる、「挑戦」してこそ新たな道が開けるという思いを持ってもらいたかったのです。その成果か少しずつですが積極的な姿勢としてみられるようになりました。
例えば、1球目から打ちにいく、思い切ってボールを捕りにいくなど様々なことに「挑戦」できるようになってきました。まだこのチームになって公式戦では結果が出ていませんが、夏も「挑戦者」の気持ちでとにかく必死に戦っていきます。「夢現実」に向けて、夏までの期間を大切にしていきたいと思っております。
夢を現実にするための挑戦、良いものになることを期待しております!ありがとうございました!