県立金沢泉丘高等学校(石川)
石川県金沢市にある県立金沢泉丘高校。
文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールに指定される一方、スポーツでは様々な競技で県大会の上位に食い込むなど、文武両道の学校です。政財界、文化人にと多くの人材を輩出しています。
野球部にも、大学を休学し、独立リーグの石川ミリオンスターズに投手として所属し、現在は医師となっている高田 泰史さんという、まさに文武両道を体現したかのような先輩がいます。また、金沢一中時代から数えて選手権大会に4度出場している伝統校でもあります。
そんな金沢泉丘高校野球部を、主将の水野 雄伸君に紹介していただきます!
チーム基本情報を紹介!
■ 金沢泉丘の水野 雄伸君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
2年生が29人、3年生が14人の合計43人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時10分から19時30分頃までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
グラウンドにはプレハブ校舎があり、かつサッカー部との併用なのでかなり狭い中で練習を行っています。
それはなかなか大変な状況ですね…。
今年のチームについて
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。
「頭を使えるところ」「吸収が早いところ」「集中力」の三つです。
Q. 練習場所が限られた中で、このセールスポイントは非常に重要ですね!夏へ向けて、現在どんなことを課題においていますか?
打力の向上と個々のレベルアップ、そしてどのような試合でもしっかりと「勝ち切る」ことです。チームとしては、バッティングにおいて積極性が生まれ、一人一人が考えて練習、プレーできるように少しづつ変化しています。
Q. では、春季大会を振り返るとどんな課題が見つかりましたか?
やはり、打たなければ勝てないと言うことです。また、ピッチャーは四死球で無駄なランナーを出さないことが重要であるということが改めて確認できました。
Q. オフシーズンでは、合宿や強化練習は行ってきましたか?
学校合宿と滋賀・京都遠征を行いました。
Q. 合宿、遠征からは多くの学びがあったかと思います。では、強豪に勝利するために必要なことはありますか?
ピッチャーから一打を奪うことと、自分たちのプレーをしっかり出し切ることです。あとは、スタンドの雰囲気なども大事だと思いますので、応援されるチームになることも重要だと考えています。
Q. 「応援されるチーム」、これは重要ですね。この2年半、野球部はどんな目標を掲げて取り組んでいましたか?
「感謝」「凡事徹底」「前後際断」、そして「甲子園出場」です。
Q. では、野球部で結束があるなと感じたエピソードがあれば教えてください。
合宿のミーティングではチームの課題がたくさん挙がり、それに対して意見を話し合った時には、今まで感じたことのない結束力を感じました。
Q. 腹を割って話し合えたんですね!夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
弱い自分に勝ち、個人で勝負できる力を身に付けることを考えています。春に小松大谷に負けたことを活かし、また、練習試合で出た課題を一つ一つ潰していき、夏には最高のチーム状態を作ります。今年は石川県に「泉丘旋風」を起こします。
Q. ありがとうございます!では、寺口 結監督!このチームのキーマンを教えてください!
水野 雄伸です。ピッチャーとしては、変化球が多彩で、バッティングも長打力があります。ピンチの時でも誰よりも声を出し、チームを引っ張る中心選手です。自分に厳しく、誰よりも努力家で頼れる主将です。
お話を伺っていて、信頼の厚さが伝わりました!ありがとうございます!
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
野口 大介(以下「野口」):各校、各選手に想いや色があって、それが試合でぶつかるところが好きです。
相馬 啓佑(以下「相馬」):人生が変わるところです!
Q. 一番好きな練習はなんですか?
野口:キャッチボールです。
相馬:野口と同じく、キャッチボールです。
Q. ちなみに、キツイと感じる練習はなんですか?
野口:トレーニングですね。
相馬:ポジション別集中型ノックです。
Q. では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
野口:県立岐阜商です。練習を見学したことがあり、高橋 純平君と対戦したくなりました。
相馬:大阪桐蔭です。理由は、日本で一番強い高校だと思うからです。
Q. 一番好きな応援歌はなんですか?
野口:「テキーラ」です。
相馬:三重高校の「レッツゴー三重」です。
Q. なかなかマニアックですね(笑)。それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?
野口:「前後際断」です!
相馬:「死ぬこと以外かすり傷」です!
チームのモットー、出ましたね!ありがとうございます!
指導者が語る!このチームの強み
■寺口 結監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようなチームを作り上げてきたのでしょうか?
4月より赴任したためこの春から選手とともに励んでいますが、夏に向けて打力向上を目指しています。また、チームの強みは「考える力」。相手の隙を盗んで勝利に繋げます。
学業で培った「考える力」が野球にもつながっているのですね!お話をいただきありがとうございました!