県立大田原高等学校（栃木）
栃木県大田原市にある県立大田原高等学校は、明治35年（1902年）開校という伝統校。地元では大高（だいこう）という呼び名で慕われていますが、85kmのコースを26時間かけて歩く「強歩大会」で校名を知った方も多いのではないでしょうか。
OB陣も豪華で、V9時代の読売ジャイアンツに在籍していた池沢 義行氏や、渡辺 美智雄、喜美親子をはじめとした政治家や、アサヒスーパードライの生みの親・薄葉 久さん、お笑い芸人のU字工事さん、声優の緑川 光さんなど多岐に渡ります。
昨夏は準決勝に進出。夏は4連覇中と栃木県内で無類の強さを誇る作新学院に敗れましたが、球場に駆け付けた全校生徒や多数のOBの前で健闘を見せました。
今年欲しいのは、それ以上の結果。作新学院を倒して甲子園へ行くことを目指す大田原野球部を主将の川又 啓君に紹介していただきましょう！
チーム基本情報を紹介！
■ 大田原の川又 啓君（学年：3年/役職：主将）にお話をうかがいました！
Q. 部員は何人いますか？
1年生が11人、2年生が16人、3年生が18人の合計45人です！
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか？
16時から20時30分までです！
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
校庭で活動しています！
今年のチームについて
練習中のナイン（県立大田原高等学校）
Q. 今年のチームのウリ（セールスポイント）を教えてください。
「チームワーク」と、「次の塁を狙う走塁」を見てほしいです！
Q. 夏へ向けて、現在どんなことを課題において練習を行っていますか？
とにかく100％でプレーをすることを目標にしています。最少失点で抑え、少ないチャンスをモノにして勝ちます！
Q. 全力で挑むわけですね！春季大会を振り返ると、どんな課題がみつかりましたか？
大差をひっくり返す攻撃力を身に付けたいと思いました。投手力、攻撃力の全体的な向上が必要と感じました。
Q. 大田原高校野球部は学校や地域でも応援される存在だと思います。本人たちとしてはどう思いますか？
友達、先生、地域の方々が頑張れと応援してくださり、ホームでの練習試合では地域の方々が応援に来てくださいます。また、昨年の選手権大会ではベスト4まで進出し、全校応援を行っていただきました。とてもありがたいです。
Q. 夏の県内4連覇中の作新学院を止めるために、必要なことはありますか？
得点力の向上と、あとは絶対に勝つという強い気持ちを持って全力で立ち向かう事だと思います！
Q. 夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか？
悔いの残らないよう一生懸命、全力でプレーしようと思います。そして、夏の大会前の合宿で気持ちをひとつにしたいと思います！
Q. ありがとうございます！では、このチームのキーマンを教えてください！
まず田所 拓朗。セカンドを守り、高い意識を持って練習を行っています。視野が広く、走塁も上手いです。誰にでもしっかりものが言え、チームを鼓舞してくれます！
臼井 大貴はファーストを守り、チームのムードメーカーです。長所はバッティングで、ストレートにめっぽう強いです。ベンチでは常に声を出し、チームを盛り上げています！
モチベーションあげ上手が二人もいると、ピンチに強そうですね！
ここからは関谷 友陽君にお話を伺います！
投球練習の様子（県立大田原高等学校）
Q. 高校野球のどんなところが好きですか？
関谷 友陽（以下「関谷」）：喜びや悔しさを共有できる仲間ができるところです！
Q. 一番好きな練習は何ですか？
関谷：ピッチング練習が好きですね。
Q. ちなみに、キツイと感じる練習は何ですか？
関谷：アップで行う体幹トレーニングとアジリティです。
Q. アジリティトレーニングを行っているとは、俊敏性に磨きがかかりますね！では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか？
関谷：作新学院です。春季大会も優勝していますし、対戦してみたいというより、作新学院に勝たなければ甲子園に行けないと思っています。
Q. 一番好きな応援歌は何ですか？
関谷：大田原高校バージョンのチャンスマーチです！
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はありますか？
関谷：「感謝」です！
ありがとうございました！
指導者が語る！このチームの強み
■川又 勝寿監督に質問！
Q. 新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか？
新チーム発足以降、技術の不足を精神力でカバーできるチームを目指して練習に励んできました。しかし、まだまだ発展途上。今後も選手権大会に向けてそのメンタル面の強化を最重要課題として頑張ります。
Q. では、チームの強みを教えてください。
チームの最大の強みは、いつでもきれいなグランドと真っ直ぐに引かれたラインです。
真っ直ぐな精神を表していますね！お話をお聞かせいただき、ありがとうございました！
