県立西京高等学校(山口)
現在の3年生が生まれた年以来の甲子園出場へ!
山口県山口市にある山口西京高校は、先日開催された春季山口県高等学校野球大会地区予選の決勝戦では宇部工に9対6で敗戦するも、上位の成績を残している。また昨秋の中国地区大会に出場しベスト4の成績を残した宇部商相手に4対3と1点差の試合を制するなど、近年注目を集める学校である。
そんな野球部は、3学年合わせて59人(マネージャーを含み1年生:19人、2年生:24人、3年生:16人)。学校敷地内に、両翼100mの専用野球場があり、そこで毎日16時から20時まで練習に汗を流す。
今の3年生が生まれた年(1997年)以来の甲子園出場を目指す山口西京高校。春季大会を振り返っての収穫や、夏に向けて見つかった課題などを中心に原田 知明主将にお聞きした。また、昨秋新チームが始まってからのチーム作りから、チームの強みなどについても高澤 泰介部長にお伺いした。
今年のチームについて
練習中の風景(県立西京高等学校)
原田 知明主将にお聞きしました!
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。
足を絡めた攻撃が得意です。それと、一人ひとりが自分の役割を考えてプレーをすることが出来ます!
Q. みなさん広い視野を持ってプレーしていますね!では夏へ向けて現在、どのようなことを課題に練習に取り組んでいますか?
カバーリング・声掛け・全力疾走の3つは、誰でもできることなので、それを徹底することを心掛け、鍛えてきました。新チーム結成時と比べてパワーや技術もアップしましたし、試合の中で各自が考えながらプレーできるようになった点が成長したところです!
あとは試合の中で流れを大切にするために、とにかくワンプレーの精度を上げることが課題です。
Q. 春季大会を振り返ってみて収穫などはありましたか?
オフにやってきたことが試合の中ででき始め、自分たちのスタイルが見えてきたことが収穫です!課題は、どんな状況でも平常心でプレーする心の強さ。心・技・体の「心」の部分が課題ですね。
Q. さて、高校生といえば勉強もしなければいけません!勉強と野球を両立するために工夫していることはありますか?
日頃なかなか勉強の時間がとれない分、テスト週間は勉強に充てる時間がとれるので、テスト週間中の時間の使い方を大切にすることを心掛けています!
Q. さて、夏の大会を迎えるにあたって、今どんな気持ちで練習をしていますか?
毎年、スローガンを漢字一字で決めているのですが、今年のスローガンはシンプルに「勝」の一字です。勝って結果を出し、今まで支えてくださった方々に恩返しができるよう、夏をイメージし練習をしています!
うちの学校は、今の3年生が生まれた年(1997年)に甲子園に出場して以来、出られていない状態です。悲願達成に向けて、「勝ちたい」という一心で練習をしています。
続いて柳瀬 達哉君と中野 昂輝君の副主将2人にもお話を伺います!
打撃練習の様子(県立西京高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
柳瀬 達哉(以下「柳瀬」):とにかく小さい頃からの憧れでしたし、一発勝負で勝敗が決まるところが好きです!
中野 昂輝(以下「中野」):トーナメント独特の緊張感があり、全力でチーム一丸となり1つの目標に向かって頑張るところが好きです!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
柳瀬:フリーバッティングです!
中野:自分は守備練習ですね。
Q. キツイと感じる練習は何ですか?
柳瀬:冬の合宿での砂浜の走り込みと、食事トレーニングがキツいです。
中野:自分は走り込みがキツいです…。
Q. では、引退までにこの高校と対戦してみたいという学校はどこですか?
柳瀬:敦賀気比高等学校!第87回選抜高等学校野球大会で優勝していますから!戦ってみたいです!
中野:熊本工ですね。同じ公立高校であり、甲子園出場の名門チームだから!
Q. 一番好きな応援歌は何ですか?
柳瀬:「See Off」です。
中野:八戸学院光星の応援でも有名な「だいじょうぶ」が好きです。
Q. それでは最後に、お2人が野球をする上でモットーにしている、好きな言葉は何ですか?
柳瀬・中野:「努力に勝る天才なし」です!!
指導者が語る!このチームの強み
■高澤 泰介部長に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
新チームから、まずは「無駄な失点を与えない守れるチーム」を目指してきました。突出した選手がいないので、チームの総合力で戦い、チーム全員で一つ一つ勝っていく野球を心掛けてきました。
Q. 総合力を生かした全員野球ですね!では、今年のチームの強みを教えてください!
チームの強みは粘り強さで、守りから攻撃のリズムを作り、1点1点積み重ねていく。そのような山口西京高校の野球をやっていきたいと思います!
お話を聞かせていただきまして、ありがとうございました!